フンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山大噴火

LAND(風土)

 トンガの人大丈夫ですかね。
 数日経って現地の被害状況が明らかになりつつあるが、凄まじい噴火だった。
 津波も首都で80cmと報じられていたが、続報だと最大15m。

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いつもと違うツナミ

 日本も日曜日(1月16日)の朝、起きたら津波警報が出ていて、既に到達済みだった。
 神奈川のみ緊急速報メール乱発でうるさかったようだが、オフになっていたのでセーフ(安眠)。それも変だが。

 今回は地震による津波ではなく噴火による津波で、
 第一波の到達時間、その後の津波の高さが予想外だった。
 トンガと日本の間にある島々で大きな津波が観測されなかったので、日本では若干の海面変動で済むと思われたが……。

 0.8m(80cm)以上の潮位上昇が観測されたのは、

  •  小笠原 父島二見 15日22:52 0.9m
  •  鹿児島 奄美市小湊 23:55 1.2m
  •  高知 室戸岬 16日0:15 0.8m
  •  高知 土佐清水 0:23 0.9m
  •  和歌山 御坊市祓井戸 0:31 0.9m
  •  北海道 浜中町霧多布港 1:05 0.9m
  •  和歌山 串本町袋港 1:23 0.9m
  •  岩手 久慈港 2:26 1.1m
  •  伊豆 八丈島八重根 3:04 0.8m

 高知などで漁船の転覆・流失、三重などで養殖施設に被害が出た。

 津波の第一波は予想よりも早い20:00頃から各地で観測され始め、同じ頃、瞬間的な気圧の上昇(の波)が観測された、とのこと。
 空振か---。
 「からぶり」ではなく「くうしん」。

 メカニズムが違っていてもツナミ(津波)でよいと思うが、
 今回の噴火・津波については、今のところ、分からない点は分からないでしかたないのでは、と思う。
 ただ、今回の大噴火の予測が現地でどれくらいできていたのか気になる。

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フンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山

 位置的には下図。西はフィジー、東はニウエ。

Tonga トンガ王国   

 トンガタプ島が王国の中心。首都はヌクアロファ。下はJAXAの衛星画像。

JAXA だいち衛星画像 2006年10月

 上の画像の右下の地図にあるとおり、トンガの南はニュー・ジーランド。地震で間のケルマデック諸島(ニュー・ジーランド領)の名前を耳にすることが多い。
 太平洋プレートとインド・オーストラリアプレートのプレート境界で地震多発地帯。

 大噴火したフンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山はトンガタプ島の北約65km。
 元々フンガ・トンガ島とフンガ・ハアパイ島別々の島(いずれも無人)だったが、
 2014-2015年の噴火でひと続きになり、以降「新島」と呼ばれるようになった。最高所120m。下はNASAの衛星写真。

NASA Landsat 8衛星画像 2017年9月

 小笠原諸島の西之島が思い出される。

 1月15日(土曜日)13時10分頃(日本時間) 大噴火(海底噴火)。

 気象庁HPの「気象衛星ひまわり」のページから見返すことができたので、
 15日13:30-15:00の「トゥルーカラー再現画像」を下に並べてみた。

気象庁
気象庁
気象庁
気象庁

 何も知らずに見ていて突如こんなの現れたらビビる。

 噴煙は20km近くまで上がった。

 (日本時間の)15:30は既に日が沈んでいるので、下2枚は「赤外画像」。
  ※ 日本とトンガの時間差は4時間

気象庁
気象庁

 「新島」は大半が吹き飛んでしまった。

NASA earth observatory … Undersea Eruption Near Tongaのページに写真・説明(英語だけど)がいろいろある
もっと北のババウ諸島・ラテイキでも2019年に「新島」が生まれている

 20世紀以降国内最大とされる(小笠原・硫黄列島の)福徳岡ノ場噴火(昨年=2021年)よりも見るからに大規模で、
 20世紀以降世界最大級とされるフィリピンのピナトゥボ火山噴火(1991年)が引き合いに出される程の規模。
 福徳岡ノ場の火山爆発指数 VEI=4、ピナトゥボ火山のVEI=6で、今回の噴火は5か6か、と言われているが、
 本当に「100年に1度」レベルなのだろうか。

 なお、「1000年に1度」と言われているのは、フンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山(海域)の前回の大噴火が1000年近く前、という意味。

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ふシゼン
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