【世界描画】 コーカサス(カフカス)

MAP(地図)

 ヨーロッパとアジアの境・コーカサス山脈(カフカス山脈)。
 エリブルス山(エルブルス山)という高山がある。標高5642m。
 いろいろな民族が暮らしていて、ごちゃごちゃ感のある地域。

 GADM行政界データとNatural Earthのdisputed_areasデータを利用して地図描画。少し手直しした。
 やや境界のずれが目立つ。

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アゼルバイジャン Azerbaijan

🇦🇿

 シャハル(市) Sahar、ラヨン(地区) Rayon + 1自治共和国。

 アゼルバイジャン人(アゼリ人)はトルコ系。

 カスピ海の油田で2000年代から経済発展。
 沿岸の首都バクーはコーカサス最大の都市。

赤色部分はナゴルノ・カラバフ(2020年以前。2024年消滅予定)

 南西の大きな飛地がナフチュバン(ナヒチェバン)自治共和国。
 その北の小さな飛地はアルメニアが実効支配。

 北西のガザフにも小さな飛地が2ヶ所あるがアルメニアが実効支配。
 追)飛地2ヶ所(3集落)の他、辺縁の4集落がアルメニア実効支配。2024年時点、返還交渉中。

  •  Azerbaijan 12Sahar、66Rayon(ナゴルノ・カラバフ含む)   
  •  空港など   

 中部イェブラフが交通の要衝。

 ナゴルノ・カラバフの南西、ラチン。

 ナゴルノ・カラバフ紛争をみるとアゼルバイジャンはトルコの他、イスラエルとも友好的。隣国イランとの関係は微妙。

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ナゴルノ・カラバフ | アルツァフ

 追)アルメニア人の国(地域)、実質アルメニアの一部だったが、2023年の紛争を経て全域アゼルバイジャン領へ。

 上記アゼルバイジャン、下記アルメニアの地図の赤色部分は、今年(2020年の紛争前

 旧ソビエト時代はアゼルバイジャン領内のアルメニア人自治州。
 1988年-1994年の紛争(アルメニア対アゼルバイジャン)後、共和国として独立。
  ※ 1991年、ソビエト連邦解体

図NK1 黄色部分がかつての自治州

 紛争で自治州の西と南のアゼルバイジャン領も占領。
 西の占領地帯はアルメニアと隣接。南はイランと隣接。
 自治州の北と東にアゼルバイジャン領のままの地域もあるが僅か(だった)。

 占領地帯を巡ってアゼルバイジャンと対立し続け、
 今年(2020年9月末、紛争勃発。今月(10月、停戦したものの今後も情勢不安定

 追)その後、11月、ロシアの仲介で完全停戦。1年以上経過して、地図更新。

図NK2 

   2020年の紛争以前がピンク色、新たな範囲が赤色。
   占領地帯が失われて、かつての自治州の時代(上図NK1)に近くなった。
   「首都」ステパナケルトの南のシュシー(シュシャ)がアゼルバイジャンに制圧されて停戦。
   アルメニア本土と隣接状態だった西と南はアゼルバイジャンへ。本土とはラチン回廊でつながっている。

 追)2023年9月、アゼルバイジャンが攻撃。
   アルメニアが停戦条件の武装解除受け入れ、住民避難。
   2024年時点消滅。

アルメニア Armenia

🇦🇲

 マルズ(州) Marz + イェレバン - 自治体 Hamaynk。

 中部の大きな湖はセバン湖。

赤色部分はナゴルノ・カラバフ(2020年以前。2024年時点消滅)

 セバン湖の東の飛地はアゼルバイジャンが実効支配。

 最南部シュニク州の東西はアゼルバイジャン、南がイラン。

  •  Armenia 10Marz + イェレバン   
  •  空港など   

ジョージア Georgia

🇬🇪

 以前はグルジアと呼んでいたが、今はジョージア。
 サカルトベロとも。

 ムハレ(州) Mkhare + トビリシ + 自治共和国  - 市、自治体 Munits’ipaliteti。

 トビリシ
 ムツヘタ
 ルスタビ
 クタイシ
 ポチ
 ・
 ・
 ・

 トルコと接する南西がアジャリア(アジャラ)自治共和国。
 中心都市はバトゥミ。

 一番西がアブハジア。1990年代初頭から独立状態。
  ※ 上の地図の赤色部分
 五輪が行われたソチの近く。
 中心都市はスフミ。

 南オセチアも独立状態。1990年代初頭と2008年に紛争が起こった。
  ※ 上の地図の橙色部分
 南オセチアの北はロシア領北オセチア。

  •  Georgia 9Mkhare + トビリシ + 自治共和国   
  •  空港など   

 Linkいろいろ   
  アブハジア
   オチャムチラ

北コーカサス(北カフカス)

 ロシア領(クリミアはウクライナ領だがロシアが実効支配)。

 エリブルス山はカバルジノ-バルカルとカラチャイーチェルケスの境。

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ふシゼン
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