【多摩川エリア中原】 武蔵小杉/丸子~等々力緑地 ぶらり街歩き

JAPAN(日本)
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中原街道 小杉[宿]

 江戸・虎ノ門と相模・平塚を結ぶ中原街道は、江戸時代に東海道が整備されるまで主要街道だった。
 なかでも江戸時代初めの約50年間、徳川将軍の御殿が小杉の地にあり、界隈で一番賑わっていたとされる。

 その中原街道 小杉[宿]までは新丸子駅のほうが近いが、武蔵小杉駅から北へ直進してもどこかしらで出合うハズ。

 今回歩いたのは、

  •  武蔵小杉駅 - 医大正門通り - 新丸子駅西口本通り出合 - 小杉陣屋町 陣屋門

 東急駅から歩道橋を渡って北へ直進し続けると(途中から細い道)目の前に門が現れる。
 原家旧住宅表門(陣屋門)/原家旧住宅稲荷社。
 中は屋敷ではなくマンションだが、小庭園になっている。元の母屋は生田緑地の日本民家園へ移築。

  •  陣屋門 - 安藤家(旧名主家)長屋門 - 石橋醤油店 - 「カギ」の道

 このあたり(小杉陣屋町)が元の小杉。
 武蔵小杉駅周辺は人がおおすぎ。

 小杉陣屋とは---天領代官の小泉次大夫が二ヶ領用水を開削するため、1597年、小杉の地に設けた陣屋。
  ※ 二ヶ領用水の二ヶ領とは、武蔵国稲毛領・川崎領。府中街道(現R409)沿い

 のち1608年、陣屋の西隣に小杉御殿が造られた。
 中原街道の「カギ」の道から多摩川にかけて御殿があり、その御殿を守るべく道がクランク状に曲げられた、とのこと。

 西へ西明寺参道が続いている。

「カギ」の道 - 西明寺参道

 いずれ斜めに直線化されるようだ。

 さらに中原街道を西へ進むと府中街道との小杉十字路に出る。
 近くに吉良氏ゆかりの泉澤寺がある。

 なお、中原街道の中原の名は終点・平塚の中原に由来する。

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等々力緑地

  •  小杉陣屋町 「カギ」の道 - 西明寺 - 小杉神社 - 等々力緑地
  •  武蔵中原駅 - 等々力緑地
  •  等々力緑地 - 多摩沿線道路 等々力

 「などなどか」ではなく「とどろき」と読みます。
 ちなみに等々力渓谷は多摩川対岸の東京都世田谷区。
 等々力緑地の最寄の駅は武蔵中原か新丸子。武蔵小杉駅からは徒歩約20分。

 「カギ」の道から参道歩いて西明寺。
  ミツウロコは北条家の紋。
  室町時代、(宮前区の)有馬[温泉]からこの地に移った、とのこと。

 近くに小杉神社。
  等々力緑地の南入口。元は杉山神社。

等々力陸上競技場
 川崎フロンターレ(www.frontale.co.jp/)本拠地
 武蔵小杉駅、武蔵中原駅からバス 「市営等々力グランド入口」下車
  溝ノ口、高津からもバス有り
 ホームゲーム開催時、武蔵小杉駅からシャトルバス有り

 追)等々力陸上競技場はサッカー専用スタジアムへ改修予定

 等々力レストハウス

 等々力釣池
  砂利採掘跡の水溜りで、他にもいくつか点在していた、とのこと。
  思っていたより広くて和めた。

右が等々力陸上競技場

 等々力球場、とどろきアリーナ、……。

 市民ミュージアム周辺が森(緑地)。多摩川から程近い。
 市民ミュージアムは昨年(2019年10月の台風19号で浸水。堤防決壊ではなく、大雨による内水氾濫で地下の収蔵庫が水没。収蔵品の約9割が水浸しになった。
 1年経っても閉館中。ミュージアムとしての存続は困難のよう。
  追)再開しない。被災リスクの少ない場所へ移転・再建予定
    2023年3月時点、生田緑地が有力候補

 ミュージアム前の黒色の物体は、トーマス転炉という

宮内

 等々力緑地の外側。
 とどろきアリーナの西に春日神社、常楽寺がある。
 常楽寺は本堂の至るところに漫画が描かれている「まんが寺」。見学は要予約。

 追)宮内-世田谷区玉堤(等々力渓谷近く)に「等々力大橋」建設中。令和7年(2025年)度完成目標
   川崎側は都市計画道路宮内新横浜線
   世田谷側は目黒通

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