倉庫ばかりで通り過ぎるだけだった新港埠頭も随分と変わった。
交通量が増えたため、サークルウォーク(円形の歩道橋)の下を横断しづらくなった。
この辺りは歩いて行くことが専らだが、新しいバス路線「ピアライン」(横浜市営バス)も開通。
かつては新港といっても全然新しさを感じなかったが、歴史を紐解くと大桟橋(大さん橋)より後に埋め立ててできたから新港。
完成したのは20世紀初頭。
客船ターミナルがあって、太平洋を横断していた氷川丸などが発着していた時代もあった。
百年の鉄道旅行 - 横浜港のページ(travel-100years.com/a_055.htm)
などに説明・図・写真。
長らく大桟橋と新港が横浜の客船ターミナルとして使われ、横浜港駅があった新港のほうが玄関口として賑わっていた時代もあった。
リアルタイムで知らないので、個人的には草ボーボーで何かヤバいもの(人)が出てきそうな景色が新港のイメージとして染み付いていたが、赤レンガ倉庫が観光施設になってから(2002年、リニューアルOPEN)変わっていった。
赤レンガパーク
横浜港駅のプラットホームは、赤レンガ倉庫2号館の隣に残っている。
桜木町からこのホームへつながる汽車道は横浜臨港線の廃線跡。
以前は知らずに歩いていた。
横浜臨港線の大まかなルート →
赤レンガパーク~大桟橋は高い建物がないせいか落ち着ける。
釣りしている人もいて和やか。
通るたびに何かしらイベントをやっている。飲み食い系が多い。
冬、スケートリンクOPEN。
横浜赤レンガ倉庫(www.yokohama-akarenga.jp/)
最寄の駅 日本大通り、馬車道
関内駅、桜木町駅から徒歩約15分
バスは桜木町駅から「あかいくつ」(横浜市営バス)など
赤レンガパークの奥に海上保安資料館横浜館。
2001年12月、鹿児島沖の日中中間線付近で自爆・沈没した北チョウセン工作船が引き揚げられて展示されている。
『これが北朝鮮の工作船!!』
20年も経つと忘れてしまう。
説明を聞きながら一周。
近くにMARINE&WALK YOKOHAMA(www.marineandwalk.jp/)。
前に「ララ」物資、香淳皇后御歌の碑。
戦後(1946年-1952年)、日本にアメリカなどの国々から食料、衣類、医薬品などが送られ続けた。
ララ LARA = Licensed Agencies for Relief in Asia(アジア救援公認団体)。
横浜ハンマーヘッド
2019年11月、新港ふ頭客船ターミナルOPEN。3ヶ所目のターミナル。
今は遺構と化したハンマーヘッドクレーン(2001年まで稼動していた貨物の積み降ろし用クレーン)から名をとって、横浜ハンマーヘッド。
ターミナル兼商業施設(20数店舗)兼ホテル。
横浜ハンマーヘッド(www.hammerhead.co.jp/)
最寄の駅 馬車道
桜木町駅、関内駅から徒歩約15分
JAPAN RAMEN FOOD HALL(ジャパンラーメンフードホール)
・
・
・
2020年3月、ハンマーヘッドパークOPEN後、クレーン直下まで接近できる。
追)2020年8月OPEN
追)2022年11月、フリートウィークで再訪
汽車道
- 桜木町駅 - 日本丸 - 汽車道 - 万国橋
汽車道上のゲート(門)になっている建物はナビオス横浜というホテル。
万国橋を通る水上バス。
桜木町の日本丸メモリアルパークから出ている水陸両用バス スカイダック横浜 →
YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマエアキャビン)
2020年以降、汽車道沿い(桜木町~運河パーク)に建設予定。全長約630m。
運河パークに横浜ワールドポーターズ、ナビオス横浜が隣接。
横浜駅東口~臨港パーク~新港埠頭~大桟橋~山下埠頭のロープウェイ構想もある。
横浜駅~臨港パークはいいけど、あとはやめたほうがいいな。みなとみらい線がなかったら、また違うんだろうけど。
汽車道沿いはいらないなあ。歩行者用だし、線路跡をぶらぶら歩いて渡るのがいいんだけどね。
追)ヨコハマエアキャビン(yokohama-air-cabin.jp/) 2021年4月22日、開通。
非常に短い工期で出来ちゃった。
運営は大観覧車「コスモクロック21」と同じ泉陽興業。
最高高さ約40m。
万国橋~新港橋
(2023年追記)
万国橋 - 新港橋の新港埠頭側も歩道になっている。
運河を挟んで海岸通側は、横浜郵船ビル周辺の再開発後、歩けるようになるらしい。
万国橋と新港橋は横断歩道がないので少々面倒(神奈川県警の下でもある)。
万国橋傍に建設中だった「よこはま新港合同庁舎」が2023年OPEN。下の写真(2022年時点)の左。
合同庁舎の裏(反対)側が新港中央広場。赤レンガパークへ抜けられる。