ウイルス禍2021年 コロナウイルス弱っている?

NATURE(自然)

 コロナウイルスの力が衰えたのか何なのか東京においても1日の新規感染者数が50人未満まで減った。
 人出が増えているにもかかわらず。

 「第五波」の新規感染者数のピーク
  全国 8月20日 25856人
  東京 8月13日 5773人
  神奈川 8月20日 2878人
  大阪 9月1日 3004人
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 今(10月中旬)、全国 500人未満

 ※ NewsDigest 新型コロナウイルス 日本国内の最新感染状況マップ・感染者数(newsdigest.jp/pages/coronavirus/)参照

 新年のブログで『夏までには底打って、年内にはマスクなしの生活に戻れるのではなかろうか』と願望を書いていたが、8月中下旬がピークだった。

 8月下旬から減少し続け、長かった緊急事態宣言も9月末で解除。
 五輪の時が一番の大波(=「第五波」)だったのは返す返すも残念だった。

 下図は厚生労働省HPの「新型コロナウイルス ゲノムサーベイランスによる系統別検出状況(国立感染症研究所)」からコピー&ペースト

 横軸は202×年×週。
 縦軸は感染者数ではなくゲノム解析実施件数だが、5つの波は「第一波」から「第五波」に相当。

  •  「第五波」
     優占している変異株:B.1.617.2(デルタ株) ・・・ インド発
     上図におけるピーク:2021-33週(8月16日-22日)
  •  「第四波」
     B.1.1.7(アルファ株) ・・・ D614G派生イギリス発
     2021-17週(4月26日-5月2日)
  •  「第三波」
     B.1.1.214 ・・・ D614G派生
     2021-1週(1月4日-10日)
  •  「第二波」
     B.1.1.284 ・・・ D614G派生
     2020-32週(8月3日-9日)
  •  「第一波」
     B.1.1 ・・・ D614G
     2020-15週(4月6日-12日)

 ※ 変異株については以前まとめた。こちら

 「第四波」のアルファ株の前の「波」(橙色)はR.1(B.1.1.316)という変異株。

 「第五波」はピークアウト後、次の変異株が混じっていない。昨年秋以来1年ぶりの低水準。

 「第五波」の感染者数急減の理由は謎。

 新型コロナウイルス感染症対策分科会が挙げた感染者急減の理由は、

 1 一般市民の危機感UP、感染対策強化 
 2 「人流」の減少、特に夜間
 3 ワクチン接種率の向上
 4 医療機関・高齢者施設での感染者の減少
 5 気候(換気など)

 このうち1、2、5は今年8月に新たに始まったことではないので、感染拡大を抑えることに寄与できたとしても急減の理由としては納得しがたい。

 人出、「人流」の増減は、相関はあるだろうけど、間接的な関係。
 さんざん『3つの密』をうたっていて、クラスターが発生しているところも限られている。
 よく行くスーパーがずっと営業し続けているので、実のところ昨年に比べて危機感薄い。

 上の5つの中では3のワクチン接種が感染者数減少に寄与しているはず。4も医療関係者、高齢者ワクチン接種している人が多いので、ワクチン接種と深く関係している。
 後回しになっていた中年・若年者がワクチン接種するにつれて全体の感染者も減った。
 今月(10月)半ばで6-7割の人が2回接種し終えているので、デルタ株以前であれば集団免疫獲得の域に達している。

 ただ一口にワクチンといってもいくつもの製薬会社が開発していて有効性など少々異なるようだし、集中的に接種するのと長々接種するのでも違ってくる。

 ワクチンがなかった時の「波」のピークアウト・感染者数減少の理由もどこまでが自粛によるものなのか定かでない。

 よくよく思えば感染者数急減の理由のみならず日本で死者数が比較的抑えられている理由 「ファクターX」なるものも明快に説明できているわけではない。
 複合的要因。

 他にもウイルス自体変異を繰り返しているうちに勝手に弱っていく可能性も指摘されている。
 デルタ株は従来株とは別物と称されるほど感染力が高かったが、今は見かけ上弱くなっている。

 結局、

  •  数日後、数十日後、どのくらい感染者が増えるか減るかという予想は限定的にしか分からない
  •  いつ頃増え始めるのか減り始めるのか分からない

 だから今後「第六波」が必ず来るとは言えない。
 来るかもしれないし、来ないかもしれない。

 それでも

  •  デルタ株が生まれ猛威をふるった後に落ち着いたインドでは今のところ大きくぶり返してはいない
  •  懸念される変異株 VOCの追加がない
  •  重症化が減って、治療薬の開発も進んでいる

ことから今度こそ楽観して良いのかなと思う。ただの風邪に近づいている感じ。

 パンデミックはまだ終わっていないので、年内のマスクなし生活は無理っぽいが。

 海外では感染者、死者が増えている国もある。ロシアなど。
 また、いち早くワクチン接種を進めたイギリスでは確かに感染者が減ったが、このところ再び増加傾向。
 ワクチン接種後3ヶ月-6ヶ月経過で抗体が減少してくるので、日本でも年末年始あたりから3回目追加接種の動きもある。

 世界の感染状況(累計)は、
 10月20日時点で、世界の感染者2億4166万人超・死者491万人超。

 死者数は、
 アメリカ ・・・ 72万人弱
 ブラジル ・・・ 60万人超
 インド ・・・ 45万人超
 メキシコ ・・・ 28万人超
 ロシア ・・・ 22万人超
 ペルー ・・・ 約20万人
 インドネシア ・・・ 14万人超
 イギリス ・・・ 14万人弱
 イタリア ・・・ 13万人超
 コロンビア、イラン ・・・ 12万人超
 フランス、アルゼンチン ・・・ 11万人超
 ドイツ ・・・ 9万人超
 南アフリカ、スペイン ・・・ 8万人超
 ポーランド ・・・ 7万人超
 トルコ、ウクライナ ・・・ 6万人超
 ルーマニア、フィリピン ・・・ 4万人超
 チリ、エクアドル、チェコ、ハンガリー ・・・ 3万人超
 カナダ、パキスタン、マレーシア、バングラデシュ、ベルギー、チュニジア、イラク、ブルガリア、ベトナム ・・・ 2万人超
 ボリビア、オランダ、タイ、ミャンマー、日本、ポルトガル、エジプト、カザフスタン、パラグアイ、ギリシャ、スウェーデン、モロッコ、グアテマラ、スリ・ランカ、スロバキア、ネパール、ボスニア&ヘルツェゴビナ、オーストリア、スイス、ヨルダン、ホンジュラス ・・・ 1万人超
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 日本の感染者171万人超・死者1万8000人超。

 ※ ジョンズ・ホプキンス大学 Coronavirus Resource Center参照

 海外ではワクチン接種した後、マスク外す人が多いようだが、
 マスクしていないと防衛ラインが体内になる。

 人と人との距離「ディスタンス」には依然注意を払う必要がある。
 日本ではトラブルになるのが嫌でもうしばらくマスクし続ける人が多いと思うが、まだ様子見の段階なので、同調圧力うんぬん揶揄することなかれ。

 withコロナ、(今更)ロックダウン、(国内の)ワクチンパスポート、ワクチン接種義務化、……。
 日本では必要ないだろう。

 これから冬に向かっていくが、ぶり返すとまた1年同じことの繰り返しになりかねないので、Go Toにせよ水際対策緩和にせよ前のめりにならないでほしい。

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