日本全国三国山という山は10以上あるので、ただ三国山だけではどこの三国山か分からないが、今回は山梨・神奈川・静岡3県境の三国山界隈について。
甲斐・相模・駿河の甲相駿三国山。
三国山近くの三国峠越えが五輪(オリンピック)自転車ロードレースのコースの一部に組み込まれたので、前々から楽しみにしていたが、TV中継がなかったのは実に残念だった。
三国峠から山中湖側は富士山展望の名所。
あいにく沿道は駐車スペースがない。
峠から坂下った途中のパノラマ台に結構駐車できるが、満車で入れないこともある。
三国峠から三国山
- 三国峠 - 三国山
三国峠にも駐車スペースがあった。この峠自体は見晴らしがなく通過していく車が大半なので、たいてい停まることができた(過去形)。最近は分からない。
三国峠は標高1168m。
30分程樹林(ブナ林)帯を登ると三国山山頂。標高1320m。
※ その少し先が三国山最高点(標高1343m)
山頂は樹林の中。木々の合間から富士山が覗いて見えた。この時は3月。
愛鷹山も見えた。
麓の富士スピードウェイからエンジン音が鳴り響く。
山道は大洞山、籠坂峠方面へ続いている。
三国峠~明神峠
三国山から明神峠方面の山道もある。
- 三国山 - 静岡・神奈川県境 - 明神峠
三国峠~静岡・神奈川県境の車道は比較的平坦な区間。神奈川県山北町。神奈川最西端。
静岡・神奈川県境も峠。三国山東登山口。車は1、2台停まれるかどうか。
車道の上に山道が並行していて、明神峠まで往復したことがある。
さらに明神峠から世附へ林道を少し下ったが、登り返すのが億劫になりそうなので途中で引き返した。
明神峠から東は湯船山、不老山方面へ続く。
車道は明神峠への登りが一番急。特に丸溝コンクリート区間(ドーナツ区間)。
最大勾配18%、とのこと。
三国峠から明神山(鉄砲木ノ頭)
明神峠と湯船山の間にも明神山(標高976m)があるが、ここで言う明神山は三国峠の東の明神山。またの名は鉄砲木ノ頭。この界隈の山名はややこしい。
- 三国峠 - 明神山(鉄砲木ノ頭)
三国峠の駐車スペースから車道を渡って向かいの林の中へ突き進むとカヤトに出る。少し右手にある道が正規の山道だが、どちらでもOK。さらにその右手(東側)に林道入口があるが、こちらはゲートがあって別の道。車道から見える法面へ続いているようだ。
三国峠から明神山山頂まで30分程。(コースタイムは20分)。
やや急な箇所もあるがハイキング感覚で気軽に往復できる。
途中、サンショウバラが咲いていた。
ほとんど咲き終わり。この時は7月。
冬登った時は土がカチコチに凍って逆に登りやすかった。
途中シカが横切っていった。
春はカヤトで野焼きが行われる。
明神山(鉄砲木ノ頭)山頂に諏訪の明神様が鎮座。
山中湖の西に位置する山中諏訪神社の奥宮。
標高1291m。
三国山より若干低いが、こちらは大展望。
富士山と山中湖
冬は夏と違う色彩。南アルプスまでよく見える。
下の写真の左奥が南アルプス。中央から右にかけて奥の山々が御坂山地。
明神山から切通峠、高指山、大棚ノ頭を経て西丹沢(甲相国境尾根)の菰釣山方面へ続く。
- パノラマ台 - 明神山(鉄砲木ノ頭)
パノラマ台から明神山山頂までのコースタイムは30分。
山中湖畔の三国山ハイキングコース入口バス停からパノラマ台までのコースタイムも30分。
富士山駅(富士吉田)から三国山ハイキングコース入口バス停まで路線バス約30分。
駿河小山駅から明神峠行きのハイキングバスが期間限定、休日限定で出ている。
朝の片道のみ。
小山町観光協会HP等で要確認。