2022年 危険な台風14号

WEATHER(天気)

 9月・10月はデンジャラスな季節。

 今回の台風14号は、週末の時点で、
 中心気圧950hPa前後で九州付近を通過する危険な台風、
という感じで見ていたが、昨日(17日土曜日、予報見たら何と910hPaになっている。

 こんなの直撃されたら……。

 910-930hPaで九州上陸コース。
 今日(18日日曜日の朝、屋久島沖で925hPa。まだ気休めにもならない値。
 明日19日朝、佐賀市付近で930hPaの予想だったが、
 夕方、予報見たら佐多岬付近通過中で930hPa、19日未明、諫早市付近で940hPaの予想になっていた。
 19時時点で鹿児島市付近上陸 935hPa、19日朝、鳥栖市付近で945hPaの予想。

気象庁 天気図

 当初よりマシになっているが、19日朝にかけて勢力保ったまま鹿児島、熊本、長崎、佐賀、福岡を通過していくことに変わりない。
 19日夜、出雲市付近で950hPaの予想なので、中国地方も大風吹く。

 このレベルになると煽りかどうかというのはナンセンス。

 中心気圧950hPa下回れば過去の例から瞬間風速50m/s越えてくる。一部の頑丈な建物の住民は大丈夫かもしれないが、アチコチ壊れ出す。
 まだ記憶に新しい2018年の台風21号が中心気圧940-950hPaで、関西空港にて最大瞬間風速58.1m/s記録。
 ちなみに大阪の「観測」史上最強は、1934年9月の60m/s。室戸台風。

 2020年9月の台風10号が中心気圧945hPaくらいで、長崎 野母崎にて最大瞬間風速59.4m/s記録。
 2019年9月の台風15号が、神津島にて58.5m/s、千葉にて57.5m/s記録。

 当ブログは2019年に始めて、まもなく9月に台風15号、10月に台風19号が襲来した。その前年(2018年)9月の台風24号とともにたぶん(個人的)ワースト3。いずれも風速50m/s未満だが、耳にしたことのないような轟音と外で物置か何かがゴトンゴトン転がっている音が聞こえた。
 風速60m/s近いと車が飛ばされたり、電柱が倒れたり、……。

 あと高潮注意。
 以前(2013年11月)フィリピンに中心気圧900hPaを下回る台風(台風30号)が襲来した時は、津波に遭ったような大きな被害が出た。この時の最大瞬間風速は何と90m/s。調べてみたら襲来2日前は950hPaぐらいで、この時も1日で900hPa近くに発達している。

 災害救助法事前適用。
 これは良い対応。

 大雨は、近年梅雨~秋に集中豪雨が多発していて、『これまで経験したことがない』ということはないかもしれないが、既に宮崎は線状降水帯も発生して、かなりの降雨量になっている。
 集中豪雨も台風も早めに避難しないと身動きできなくなる。

 停滞前線は北海道の北にある。
 だが、全国的に雨。

気象庁 ナウキャスト(雨雲の動き)

 今日はドシャ降りに遭って久々に雨宿りした。
 この先1週間ずっと雨予想。
 昨年(2021年)、一昨年(2020年)は台風来なかったが、今年はイヤな予感。

 9月18日19時時点の予想

気象庁 台風情報

 9月16日6時時点の予想 & 台風12号、13号

気象庁 台風情報

 極力被害が抑えられれば良いが……。

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追)台風一過

 19日朝、中心気圧960-965hPaで福岡通過、
 夕方、975-980hPaで出雲市付近通過。

 鹿児島上陸後、山々によって勢いが削がれたため、九州北部で940hPaという事態は免れた。
 心配していた50m/s超の暴風は、広範には至らずに済んだ。
 山1つ隔てるだけで大きく違ってくる。

 宮崎中心に九州~四国、中国地方で記録的大雨。

最大瞬間風速、24時間降水量プロット   

 追)最大瞬間風速、降水量、氾濫河川のメモは、別のページへ移した   

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ふシゼン
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