2025年11月19日 砕氷艦(南極観測船)しらせ出港。
横須賀 ⇒ オーストラリア フリマントル ⇒ 南極。
11月15日に横浜で乗船(乗艦)できたので、その時の写真など。
これまで乗船どころか見掛けることもなかった「しらせ」。
冬の間(南極が夏の間)は日本にいないが、母港である横須賀訪問の際も不在。
春~秋に一般公開することもあるが、気づくのは毎度公開終了後。
2025年は10月に名古屋、神戸で一般公開。
11月15日に横浜で一般公開。前日に知った。
去年4月の横浜一般公開は見逃して残念に思っていたので、またとない機会。
2024年は横浜の他、横須賀、青森港、三島川之江港(愛媛県四国中央市)で一般公開
思えば今夏(2025年8月)、YOKOSUKA軍港めぐりのチケットの写真が「しらせ」だった。
しらせ AGB-5003。
海上自衛隊の艦艇。
南極観測船だが、自衛隊における呼称は砕氷艦。
AGB:Auxiliary Icebreaker。
5002は先代(初代)しらせ。千葉・船橋港に係留されている。
白瀬矗(のぶ) ⇒ 白瀬氷河 ⇒ しらせ。
横浜の山下埠頭で一般公開。
10:00頃、既に行列が山下公園・氷川丸のあたりまで延びていた。

2週間前、事件のニュースがあったので、海の中はあまり覗き込まなかった。
海面に浮いていたのはウ(鵜)とオオバン。
乗船まで1時間くらい。想定内。
見れただけで既に満足感あり。
秋晴れだったので日向ぼっこ。
山下埠頭はイベント開催時しか入れない。
2024年3月のガンダム・フィナーレの時以来。
大桟橋には今年(2025年)就航した飛鳥Ⅲ(ASUKA Ⅲ)が停泊中。
しらせが迫ってきました。

船の上に掲げられてる旗7枚は上からWELCOME。
※ 参考サイト 気象海洋コンサルタント 国際信号旗(wam.sub.jp/home/contents/info/flag.html)
しらせ乗船

思っていたより大きい。
全長138m。
基準排水量12650トン。
全長は以前乗艦した護衛艦と同じくらいだが、
基準排水量は倍以上。
4日後に南極向けて出航するので、コンテナが積まれている状態。「南極地域観測隊」のコンテナ。

乗船。艦尾の甲板へ。
▼ 南極の石

変成岩の一種・片麻(へんま)岩。ナデナデ。
今は南極から外へ持ち出せない。
南極の氷は持ち帰れる。

みなペタペタ触っていて私もペタッと触った。
なので、コップは砕氷して食べるためではなく、氷の中の気泡のプチプチ音を聞くためのもの。
大昔の空気が封じ込められている。

周りの人も写っているので一部しか載せられないが、ダンボール持ってくれている方は艦長さん!。
ヘリコプター2機搭載状態見れるのは珍しいとのこと。
▼ 南極の空を飛ぶヘリコプター CH-101

右下隅に見える黄色い物体は格納庫と飛行甲板の間を移動させるハンドラー(航空機牽引装置)。タロと書いてあった。
格納庫にあるもう1機のほうはモロ
ではなくジロのハズ。
当たり!。頭の中で南極物語(ヴァンゲリス)の音楽が鳴り響きました。
南極観測のVTR放映中。
▼ コウテイペンギン(エンペラーペンギン)とキングペンギン(オウサマペンギン)

ドデンッ

飛行甲板から右舷を進んで艦首側へ。
艦首にデッキクレーン2基。下に貨物倉庫。
艦内配置図によると今いるところが01甲板。
下に第1甲板~第4甲板、上に02甲板~05甲板。
04甲板の艦尾側にデッキクレーン2基。
急な階段を4階上がって艦橋(ブリッジ)へ。05甲板。
なかなか上がって見ることができないところ。
広々とした操舵室。外の正面から見ると窓が横に20くらい並んでいるところ。
▼ 艦長席から山下公園・氷川丸

この窓の外が南極の氷山に変わるのか---
頭の中で「おもかじいっぱい」の場面が流れていきました。
中の階段下って外へ。
床屋(理髪室)と神棚があった。
床屋は乗員同士カットするとのこと。
乗員が寝泊まりする居住区を通って艦尾へ。
▼ ヘリコプター下の甲板から

乗船見学は1時間ちょっと。濃い1時間だった。
SEE YOU AGAIN---

翌日横須賀に移動して、
11月19日、南極向けて出港。
航海の無事を願っております。

