【表丹沢】 塔ノ岳登山

JAPAN(日本)

 大山は特別扱いとして、丹沢山地で一番賑わっている山は塔ノ岳。標高1491m。
 登山口がいっぱいある。南麓の大倉が「登山基地」。

大倉尾根

 大倉/秦野戸川公園からだらだらと長ーい尾根。

 大倉 - 雑事場ノ平 - 堀山 - 小草平 - 天神平 - 花立 - 金冷シノ頭 - 塔ノ岳

 いつも開いているとは限らないが、小屋が点々あるので、休み休み登る。

 小草平
  鍋割山登山口・二俣からの道と合流。

  堀山の家(blog.goo.ne.jp/horiyamanoie

 天神平
  戸沢出合・天神尾根からの道と合流。大休憩。
  この場所の名前が長らく分からなかったが、茅場平とか天神平というようだ。

  マユミの木でしょうか。

 花立(はなたて)
  このあたりまで来れば見晴らしが良くなって、目指す塔ノ岳も見えてくるので、気分的に軽やかになる。

  花立山荘(hanatatesanso.com/)   

 霧氷(ムヒョー)。

 金冷シノ頭で主稜線に出て、鍋割山方面と別れる。
 あと少し。

塔ノ岳山頂

 丹沢が入山禁止だった江戸時代、塔ノ岳は大山同様信仰の山として入山できたという。またの名は尊仏山。
 関東大震災(1923年)で山頂付近にあった尊仏岩(お塔)が転がり落ちて、今は尊仏山荘に名を残すのみ。

 尊仏山荘(www.cnet-sb.ne.jp/sonbutu/

 廃屋になっていた日の出山荘は2013年、解体。

 玄倉方面へ少し下ったところに水場(不動の清水)がある。ということで下ってみたが300m下で結構急だった。登りも急だった。当たり前か。喘いでいたらシカに行く手を阻まれた。

 山頂からの見晴らしが良い。晴れていれば……。

 下の写真は西丹沢・玄倉方面。(ずっと前の)12月の写真。

右上が檜洞丸

 下の写真は鍋割山方面。右奥が檜岳。快晴なら奥に愛鷹(あしたか)山、右手に富士山が見えるハズ。晴れろ。

 晴れなかった。

三ノ塔

 三ノ塔はその名からして塔ノ岳へ行く途中の山と思われがちだが、大山と峠道を挟んで堂々向かい合っている山で展望も良いので、最初から当山目指して往復登山しても充実感が得られる。

 標高は1205m。山頂は大山から見たとおり平らで広い。
 小屋(無人)もある。2019年、新しくなった。

 登山口となるヤビツ峠は、下のページ。

 ヤビツ峠から富士見橋まで林道(県道)歩いて、二ノ塔へ登る。
 富士見橋の少し先に「護摩屋敷の水」がある。

 富士見橋でシカ発見。
 かつてあった富士見山荘は、2012年、火災で焼失。
 このあたり駐車可能。

 ヤビツ峠から岳ノ台、菩提峠を経て二ノ塔へ向かうこともできる。
 富士見橋から菩提峠まで車で入ることもできる。

表尾根 

 三ノ塔から塔ノ岳までは結構距離がある。夏場は日陰がないので熱中症に注意。

 三ノ塔 - 烏尾山 - 行者ヶ岳 - 政次郎ノ頭 - 書策小屋跡 - 新大日 - 木ノ又大日 - 塔ノ岳

 三ノ塔から急坂下って烏尾(からすお)山。

 烏尾山も良いところ。
 富士山も見えるし、相模湾も見える。
 三角屋根の小屋(烏尾山荘)が良い感じ。
 反対側の斜面が崩れている。

 行者ヶ岳は岩場で鎖場がある。
 後続がいても焦らないこと。

 新大日で休憩。大日如来の大日。
 札掛からの長尾尾根と合流。

 木ノ又大日で休憩。こちらが大日のようだ。
 木ノ又小屋 『元気の出る珈琲』。2019年にオーナーが代わった。

 またシカか。

戸川林道 戸沢出合~天神尾根

 大倉入口ではなく水無川左岸側の戸沢入口から入って秦野戸川公園を通過すると戸川林道。

 途中の「竜神の泉」が水汲みスポットなので、代わる代わる人が訪れる。
 道の真ん中に犬が座っていたので、どけようとしたら歯剥き出して唸り始めた。そうか、野良犬(たぶん捨て犬)だったか。そうだ、ここは山中だ。

 「竜神の泉」から先は坂道になっていく。慣れてきて調子乗り出すとガツンと車の底打ってしまう。所々溝があるが、道幅は狭くない。

 終点の戸沢出合に着いてみると結構人が入っていた。
 初めて来た時はどこが終点か分からなかったので奥まで入ったが、沢渡るところで底打った。手前の河原に面した広場に停めたほうが無難。休憩所(トイレ)もある。

 いくつか小屋があるが、ちょっと手前の作治小屋が開いていた。  

  •  大倉/秦野戸川公園 - 竜神の泉 - 新茅荘 - 作治小屋 - 戸沢出合 ・・・ 戸川林道
  •  戸沢出合 - 天神平 ・・・ 天神尾根

 戸沢出合から天神尾根伝って大倉尾根(の天神平)に出るルートが、おそらく塔ノ岳へ至る最短ルート。
 林道を少し歩いて本谷山荘跡を過ぎたところから登る。
 最初から心臓破りの急登で、ヒノキ林内をひたすら登る。休憩中、水筒の蓋がコロコロ落ちて止まってくれない。無駄に体力消耗した。

 重荷背負って登っているボッカ(歩荷)の人に会った。
 丹沢のボッカというと鍋割山荘の主が有名だが、こちらの方も数千回登っている超人。下りてまた登ると言う。
 疲れたと言っていられないが、疲れた。

 下山後、川で水風呂。浸かっていたら雷ゴロゴロ鳴り出した。

 ここもシカがいた。
 木の上にいた見慣れないケモノはおそらくテン。

 この林道は末永く生かし続けてほしいと思う。

戸川林道から表尾根

 戸川林道から塔ノ岳へ向かう主なルートは、天神尾根、政次郎尾根、烏尾尾根。
 他にも作治小屋の近くから烏尾山に登る仲尾根、書策(かいさく)新道がある。

烏尾尾根

  •  新茅荘 - 烏尾山

 戸川林道途中の新茅荘の前の広場から烏尾山に登るルート。
 新茅荘は一度、夏に開いていた時があった。

 このルートは登り始めが一番の難所で急登だが、その後は比較的緩やかで一息つける。最後はジグザグ急登だが、急-緩-急の良いルート。
 塔ノ岳ではなく三ノ塔へ向かっても良い。  

政次郎尾根

  •  戸沢出合 - 政次郎ノ頭

 戸沢出合から政次郎ノ頭(行者ヶ岳の奥)に登るルート。
 薄暗いスギ林の中、ひたすら登る。ひたすら下る。

書策新道

 名は新道と付いているが、10年程前から廃道「化」しているルート。
 政次郎ノ頭と新大日の間の広場に出る。書策小屋跡。「かいさく」は小屋の主の名前。

 廃屋化した小屋の裏は足の踏み場がないほどシカ糞だらけだった。
 10年程前から小屋がなくなって何だか寂しい。

 書策新道は変化があり、水場もあるので、気に入っていたルート。

 戸沢出合から天神尾根ルートと別れて沢(源次郎沢)を渡り、前半は本谷沢に沿って林の中を進む。
 本谷沢を横切ってから後半は小沢を渡ってセドノ沢を少し登る。
 最後の急登を頑張れば表尾根に出る。

 セドノ沢の水場の近くから大日[マンガン]鉱山跡へ行く道もある。元々こちらがメイン。

 本谷沢を横切る手前に足場の悪いトラバース(横断)箇所があってロープが張られていたが、ルート中注意すべきは、ここと沢(小沢、セドノ沢)で迷わないこと。
 本谷沢を横切らずに沢を登って迷っていた人もいた。

 かつては危険を感じるようなルートではなかったが、廃道「化」前、最後に歩いた時、最初に歩いた時よりも道幅が狭くなったように感じた。
 その後、幾度か豪雨のたびに荒れて、今は以前より危険度が増しているようだ。
 今後も荒れていく一方であろうか。

 謎だったのは後ろにいるはずの親子が先に下山していたこと。
 どうやら本谷沢と源次郎沢の間の尾根(源次郎尾根)にも道があるようだ。

開発未遂

 1970年代 表丹沢ロープウェイ
  中止。
  戸沢出合 - 花立だから結構奥の方。

 1990年代 大倉尾根トンネル
  鍋割山南麓の水無堀山林道が東へ延びて大倉尾根の堀山あたりを抜ける計画だった。中止。

 丹沢山地は、かつて林道開発があったためか、地元民の自然保護の意識は高め。

 裸地化進めているのは人とシカだが、人は過剰に呼び込んでいるわけではないし、シカはシカタナイ。

ふシゼン
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