富士山の南に位置する愛鷹山。
愛鷹=アシタカ。
▼ 金時山の北の足柄峠から眺めた愛鷹山

真ん中が宙へ吹き飛んでしまったかのような山容。一度見たら覚えられる山。
足柄峠の北の三国山からのんびり眺めた愛鷹山は真ん中がギザギザで、歩けるなら歩いてみたいと思った。
▼ 御殿場の御胎内温泉の先のどん詰まり(太平洋クラブ御殿場ウエストの西)で見た愛鷹山

迷っちゃった。
この先は自衛隊の演習場。
愛鷹山塊
通常、この山塊全体を愛鷹山と呼んでいるが、名前の付いたピークが約10あって、うち1つが愛鷹山。愛鷹山塊(愛鷹山地、愛鷹連峰)の一番南。愛鷹山の愛鷹山(狭義の愛鷹山)。
愛鷹山塊最高峰は北の越前岳。標高1504m。
越前岳からギザギザの鋸岳を挟んで位牌岳。標高1458m。
鋸岳の標高が1296m。鋸岳の越前岳側の蓬莱山。
- 越前岳 - 呼子岳 - 割石峠
- 割石峠 … 蓬莱山 - <鋸岳> - 位牌岳
- 位牌岳 - 一服峠 - 袴腰岳 - 馬場平 - 愛鷹山
蓬莱山-鋸岳-位牌岳は、『立入りはご遠慮ください』という区間だったが、
崩落が進んで、今はもう少し強い表現で、「通行禁止」扱い。
よって、目指すピークは越前岳か位牌岳か(愛鷹山塊南の)愛鷹山か---。
Link
愛鷹山ハイキングガイド(www2u.biglobe.ne.jp/~rss/)
黒岳、越前岳、
最高峰・越前岳は北側の十里木(じゅうりき)高原から登ることができる。
近くに富士サファリパークなどがある。
登山口の駐車場は国道469号沿いにあるので、通った時は毎回立ち寄った。満車に近い時もあった。
うち1回は、眠気覚ましに上に見える電波中継塔まで歩いて、周回した。
展望台がある。
- 越前岳 … 馬ノ背見晴台 - 電波中継塔/十里木[高原]展望台 - 十里木高原
もう1つの主なルートは須山(静岡県裾野市)から十里木高原へ上る坂道の途中から林道(大沢入林道)に入る。林道入口はここしかないが、最初は通りスギてしまった。日中でも暗いスギ林の中で、立ち入るのを躊躇させるような雰囲気が漂っていた。
林道入口(愛鷹登山口)からまもなく「広い」駐車場が現れる。
▼ 山神社駐車場・山神社入口

山神社の祭神は大山祇命(オオヤマツミノ神)。
山神社の傍に松永塚。昭和3年(1928年)に遭難。のち愛鷹山の登山道が整備されたので「開祖」。
日本晴れの日に突然の地震と大暴風雨というのが気になる。
じめじめした暗い森と山の名のせいで、もののけが脳裏をよぎる。
ちなみに「もののけ姫」のシシ神の森のモデルは屋久島(鹿児島)。
1回目の登山は冬。ミツマタが咲く季節。
黒岳往復。
山神社から谷歩き。
割と急。
峠の手前に無人小屋・愛鷹山荘(あしたか山荘)。
銀明水は流れていなかった。
山神社Pから1時間弱で富士見峠。
その名に反して富士山見えない。
富士見峠で休憩。
黒岳へ---。
このあたりのスギ(杉)は伐採免れて天然のスギ。
黒岳。標高1086m。
愛鷹山塊の他のピーク群から離れている。一番北。
▼ 目の前に富士山

眼下に十里木高原。富士サファリパークのジャングルバスが見えた。
黒岳山頂は広場。
▼ 黒岳山頂から金時山、足柄峠方面

尖っている金時山。その左のピークは(おそらく)矢倉岳。
箱根の山々も見える。見慣れていないので新鮮。
- 越前岳 - 富士見台 - 鋸岳展望台 - 富士見峠 - 黒岳
- 富士見峠 - あしたか山荘 - 山神社
- 割石峠 … 大沢[橋] … 山神社
2回目の登山は5月。ツツジが咲く季節。
前回登った富士見峠から越前岳に登って、割石峠(石割ではなく割石)を経て、林道・山神社Pまで周回する予定だった。
富士見峠で休憩。
越前岳へ---。
歩きやすい道だったが、だんだん雲行きが怪しくなって、
越前岳手前の富士見台までで折り返し。
▼ 富士見台手前の北白ガレン付近から鋸岳方面

北白ガレンは崩壊地。位牌岳の南にも「南白ガレン」とエアリアマップに記されているが、大昔の爆裂火口跡とのこと。
ピークまであと少しだった山のリスト入り。
越前岳~割石峠はヤセ尾根なので、好天の時に歩きたい。
▼ 黒岳山頂から位牌岳、前岳

右のピークが位牌岳で、鋸岳へ続いていく。位牌岳の左は前岳。
山神社から割石峠へ向かうルートの途中、前岳を経て位牌岳に登る分岐ルートがある。急登、ヤセ尾根とのこと。
- 位牌岳 - 前岳 - 大沢[橋]
- 前岳 … 田向 - 須山
位牌岳は須山から尾根を登るルートもある。
位牌岳の南、愛鷹山塊南部は、静岡県長泉町、沼津市、富士市。

