WMSの利用 -LeafletでWMS-

MAP(地図)

 これまでLeafletでたびたび使わせてもらっている国土地理院の地図やOpenStreetMapなどはXYZ方式のタイル地図(~{z}/{x}/{y}.pngなど)の配信。

 WMS Web Map Serviceによる配信も多い。

 タイル配信のほうが高速だが、
 WMS配信のみの場合も多い。

 ※ WMTSはWeb Map Tile Service
   TWMSはTiled Web Map Service

 WMS配信の地図はGISソフトで読み込んで使うことができる。
 例えば、QGISで使いたい場合、
 レイヤ - (レイヤの追加) - WMS/WMTSレイヤの追加
の新規で名称(任意)とURLを入力して接続。
 表示されるレイヤを選択する。

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LeafletでWMS

 WMS配信の地図はLeafletでも読み込める。
 タイル地図ではないが、タイルレイヤーで指定する。
 L.tileLayerではなくL.tileLayer.wmsでURL指定して、
 layers:でレイヤー指定。

 タイルレイヤーについては以前少しまとめた。

 QGISで読み込めるのにLeafletで読み込めなかったWMSもあるが、
 以下、読み込めたWMS---

 前回掲載したGEBCO(www.gebco.net/)の海洋地形図。
 GEBCO General Bathymetric Chart of the Oceans 大洋水深総図。

 HPのData & Products - GEBCO Web Services - Web Map Service
で、L.tileLayer.wmsに指定するURLが
 https://wms.gebco.net/mapserv?
と分かる。
 layers:に指定するレイヤー名を見つけるのが容易でないが、
 例えば、flat mapの「WMS 1.3.0 GetMap」をクリックすると世界全図が表示されて、長々としたURLを見ることができる。
 wms.gebco.net/mapserv?request=getmap&service=wms&BBOX=-90,-180,90,360&crs=EPSG:4326&format=image/jpeg&layers=gebco_latest_2&width=1200&height=600&version=1.3.0
 layers=gebco_latest_2の部分が指定するレイヤー名。
 shaded reliefの「WMS 1.3.0 GetMap」の場合、
 gebco_latestがレイヤー名。

 Leaflet公式HPの説明(leafletjs.com/examples/wms/wms.html)にあるようにQGISで接続するとレイヤー名が表示される。

▼ コードの一部

var gebco = L.tileLayer.wms(
'https://wms.gebco.net/mapserv?',
{layers: 'gebco_latest_2',
attribution: 'Map data © <a href="https://www.gebco.net/">GEBCO</a>'})

var map = L.map('map',{
center:[35.30, 138.30],
zoom:5,
layers:[gebco]
});

var baseMaps = {
"GEBCO":gebco,
};

L.control.layers(baseMaps,null)
.addTo(map);
L.control.scale()
.addTo(map);

 ▼ GEBCOの地形図の上にプロット

 NASA EARTHDATA(www.earthdata.nasa.gov/)から辿り着いた
 GIBS Global Imagery Browse Services(nasa-gibs.github.io/gibs-api-docs/)。
 Access Basicsのページの一例 Exampleから

var nasa = L.tileLayer.wms(
'https://gibs.earthdata.nasa.gov/wms/epsg4326/best/wms.cgi?',
{layers: 'MODIS_Terra_CorrectedReflectance_TrueColor',
attribution: 'Map data © <a href="https://nasa-gibs.github.io/gibs-api-docs/">NASA GIBS</a>'});

 ▼ ベースマップはNASAの地球観測衛星 Terra搭載のセンサー MODISデータ

 刻一刻変わるわけではないが、1日数回更新。
 TerraをAquaに変えるとAqua搭載のセンサー MODISデータ。

 gibs.earthdata.nasa.gov/wms/epsg4326/best/wms.cgi?
のレイヤーは膨大。
 QGISで接続してみるとレイヤーがズラズラ表示される。ID2672まである。
 MODIS_Terra_CorrectedReflectance_TrueColorは、
 Corrected Reflectanceというレイヤーのサブレイヤー。

 Global Digital Elevation Mapというレイヤーの中に
 ASTER_GDEM_Color_Shaded_Reliefというレイヤー発見。

 ▼ ベースマップはASTER GDEMの陰影図

上記GEBCOとTerra MODISおよびASTER GDEMのWMSのレイヤーは、
空港プロットのページ(www.mitsumatado.com/Memo/mts/mts_world.html?id=JPJPN000
に追加しておいた。

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