2026年、上野・国立科学博物館へ。
特別展「大絶滅展」 生命史のビッグファイブ(daizetsumetsu.jp/)。
人多いが、みな動物園でしょう?パンダでしょう?
国立西洋美術館は、“まだ”そんなに並んでいない。

オルセー美術館(フランス パリ)所蔵印象派。約10年ぶりの大規模来日。
正月早々大絶滅なんて縁起悪そうなテーマだし、混んでいないだろう---
と思っていたが、滅茶混んでいた。整理券配布。
地球館の常設展ぶらぶら。
▼ 上野のパンダ

整理券の時間よりも前に入場できた。
昨年も同じ頃「鳥展」を見に行って混んでいたが、今回は立ち往生。
じっくり化石見ている人が意外と多かった。
生物大量絶滅事変
地球の歴史上、生物の大量絶滅が5回起きていて、俗にビッグファイブと呼ばれている。今は知っている人多いのかな。
最もよく知られているのは中生代 白亜紀末の恐竜絶滅。約6600万年前。ビッグファイブのうち最後の5回目。
かつてはK-T境界と呼ばれていたが、
今はK-Pg境界。
中世代 白亜紀と新世代 古第三紀の境界。
白亜紀はCretaceous。ドイツ語でKreide。
古第三紀がPaleogene。
※ 中生代は三畳紀 - ジュラ紀 - 白亜紀
新生代は古第三紀 - 新第三紀 - 第四紀
かつて第三紀がTertiary
次によく知られている大量絶滅は、おそらくP-T境界。
ビッグファイブ5回のうち3回目。
史上最大の大量絶滅。地球上全生物の約90%が絶滅。
古生代 ペルム紀 Permianと中生代 三畳紀 Triassicの境界。約2億5200万年前。
※ 古生代はカンブリア紀 - オルドビス紀 - シルル紀 - デボン紀 - 石炭紀 - ペルム紀
1回目
地球の歴史が約46億年。生命・微生物の誕生は比較的早いが、動物達の誕生はだいたい6億年前。
カンブリア紀とその前のエディアカラ紀に様々な動物達が誕生。
カンブリア紀の次がオルドビス紀。シルル紀との境界、O-S境界が1回目の大量絶滅。約4億4000万年前。
当時、動物達はまだ海の中。
主役は節足動物の仲間。
昔から三葉虫(サンヨウチュウ)が有名。

ほぼダンゴムシ・ワラジムシ。
▼ エーギロカシスの絵

甲殻類っぽい。カンブリア紀のアノマロカリスと同じ仲間(ラディオドンタ類)。原始的な節足動物。体長約2m。
魚類も生息していた。
近年有名になったサカバンバスピス。

顎がない無顎類。
植物の陸上進出もオルドビス紀、約4億7000万年前とのこと。
▼ 大量絶滅後、シルル紀のアクティラムス

ウミサソリの仲間。最大2m超。
2回目
デボン紀の次が石炭紀 CarboniferousでD-C境界。その少し前、デボン紀後期のフラニアン-ファメニアンがF-F境界。約3億8000万-約3億6000万年前。
▼ ダンクルオステウスの絵

顎がある巨大魚。最大4m超。当時最強の捕食者。
デボン紀に「木になる植物」が誕生、森が誕生。
▼ シダ植物類 ワッティエザ

『最古の高木植物』。
森が海洋生物の大量絶滅を助長?
▼ 大量絶滅後、石炭紀のアースロプレウラ

2m超の巨大ヤスデ。原寸大復元模型。ヤバイデス。
3回目
上述の史上最大の大量絶滅。P-T境界。約2億5200万年前。
海洋生物が陸上生物以上に絶滅。なんとか生き長らえていた三葉虫も絶滅。
(今日の)西シベリアにおける大火山活動が原因に挙げられている。
なお、古生代末-中生代初め、地球上の陸地はパンゲアと呼ばれる超大陸。
古生代 ペルム紀に繁栄していたのは単弓類と呼ばれる一群。哺乳類の祖先。
※ 爬虫類(の祖先)は双弓類
単弓類、双弓類の祖先は両生類
▼ 単弓類 コティロリンクス

頭頂部に第三の眼(頭頂眼)。
▼ 同じく単弓類 ディメトロドン

大量絶滅から逃れた単弓類もいて、その結果、哺乳類、我々人類が存在する。
中生代 4回目、5回目
中生代に入って繁栄したのは爬虫類。
魚竜類が最初期の爬虫類。
▼ 魚竜形類(原始的な魚竜類) ウタツサウルス

三畳紀。ウタツは宮城県南三陸の歌津。
大きく口開いたレドンダサウルス(全身骨格、レプリカ)が良いですね。
ほぼワニ。三畳紀。
4回目の大量絶滅、T-J境界は三畳紀とジュラ紀の境界。約2億100万年前。
Jはジュラ紀 Jurassic(ジュラシック)のJ。恐竜の時代。
我々人類よりも遥かに永い間、地球に君臨。
アンモナイトも繁栄。
※ ジュラ紀・白亜紀のアンモナイトが狭義のアンモナイト
三畳紀以前のアンモナイトは広義のアンモナイト。アンモノイド
白亜紀末、恐竜やアンモナイトなど絶滅。主な原因は巨大隕石(小惑星)の衝突。5回目の大量絶滅。
K-Pg境界。
中生代から新生代へ---。
昨年「鳥展」見たついでに少し触れた。
写真が多くなってきたので、絶滅の原因などはまた。
展示会場に入ってまもなく目に入るのが球体のモニター。「大絶滅スフィア」と名付けられたデジタル地球儀に映像が流れている。
そこから放射状に行って戻ってを繰り返す動線。
ダンクルオステウスなど動かない所は待てずに後ろから覗き見る状態だった。
もう少しでモッシュッシュ。
人酔いした。
特別展「大絶滅展」は2026年2月23日まで。
春に名古屋、夏に大阪へ巡回予定とのこと。




