大規模太陽光発電所(メガソーラー) 続き

TECH(工)

 新年早々地震。鳥取・島根で震度5強。
 国内外騒がしい。


 前回の続き。
 (プロットの円を小さくした。)

 プロットは出力60MW以上にとどまるが、20MW-30MWでもソーラーパネル(太陽光パネル)びっしり。
 東京近辺には大規模なメガソーラーがないので実感しにくいが、(代わりにタワーマンションがあちこち増えているけれど)異様。
 20MW以上のメガソーラーは、2025年時点、日本全国400以上。
 30MW以上が環境アセスメントの対象(40MW以上は必須)。2020年から。
  ※ 10MW以上に対象拡大予定

 元来、太陽光発電も風力発電も恩恵受けられるので、それ自体悪くはない。
 原子力発電も原子炉1基あたり1000MW(=100万kW)なので、安全であれば恩恵受けられる。
 原子力は初めから反対運動があったと聞くが、太陽光・風力に対する世間の反応は当初肯定的だった。クリーンなイメージ強かった。

 だが、
  あちこちで大規模な自然の改変。
 風向きが変わった。
 ゴルフ場などの跡地であったり、過疎化対策であったり、分からなくない事情もあるが、
 地元の人が知らないうちに森林伐採など進められて“紛争化”している所もある。

 (当ブログが言うのもなんだが、)
  事業者がよく分からないものもある。
 複数の企業が出資して○○合同会社となっている所が多いが、プロットがてら調べてみると外国資本が数多く参入している。
 70MW以上のメガソーラーについてみていくと
 ・ 2010年代後半からパシフィコ・エナジー 岡山・作東、兵庫・赤穂、夢前、播州、三田、和歌山(上富田)、宮崎・細江 --- バージニア・ソーラーが出資。他にGEエナジー
 ・ 熊本・阿蘇のJRE(ジャパン・リニューアブル・エナジー) --- ゴールドマン・サックスなどが出資。今はENEOSリニューアブル・エナジー
 ・ 石川沢川 --- FS=ファースト・ソーラー(アメリカ)
 ・ 新青森 --- Enfinity Global(アメリカ)
 ・ 福島・相馬伊達 --- GSSG Solar(アメリカ)
 ・ 福島・あづま小富士 --- CS=カナディアン・ソーラー
 ・ 福島松川 --- EDPR(ポルトガル)
 ・ 宮城・オニコウベ(鬼首) --- タイ・ソーラーエナジー
 ・ 宮城・アマテラス白石 --- ヴィーナ・エナジー。シンガポールのよう
 ・ 三重・松阪 --- Quantum Group。DPI Group。スペイン、シンガポールのよう。
 ・ 山口・岩国 --- 上海電力日本。国家電投 SPIC傘下
 ・ 福島・西郷村 --- 上海電力日本

 多国籍。
 逆に日本企業が海外に進出していたりもする。

 2023年、福島県福島市 ノーモア メガソーラー宣言。
 福島県は原発事故の後、太陽光・風力推進のモデル地域で、2018年稼働の南相馬真野右田海老太陽光発電所(約60MW)は復興のシンボルと紹介されていた。

 ノーモアのきっかけの先達山メガソーラー(吾妻山山麓、高湯温泉)は、2025年に運転開始。約60MW。事業者はAC7合同会社。辿るとAmp Energy(カナダ)。

 2025年、北海道釧路市 ノーモア メガソーラー宣言。
 釧路町に約92MW(すずらん)、約34MW(遠野)のメガソーラー。釧路市は西の音別に約25MWのメガソーラー。

 近頃、話題になった釧路湿原のメガソーラーは、昭和・北斗2地区合計21MW(大半が昭和地区)。
  日本エコロジーという会社は複数あるよう。
  年末着工。

 釧路湿原の国立公園内には2017年にトリトウシ原野太陽光発電所「やちぴかソーラー」が建設されている(釧路町。大林組など。約18MW)。

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ソーラーパネル大増殖

 2010年代半ばに乱開発を懸念していた人もいたが、2018年頃から2020年をまたいで5年-6年の間に世間の反応がネガティブに変わってきた感ある。
 この間、売電価格(買取価格)が下がって新設は減っているが、
  総量はまだ増えていく。

 釧路市音別のHOKA7太陽光発電所はまた別のメガソーラー。馬主来沼(パシクルトウ)周辺に計画。約50MW。事業者はSakura2合同会社。辿るとib Vogt(ドイツ)。

 千葉県鴨川市のメガソーラー(工事中断)も話題になっているが、100MW級なので首都圏最大。事業者はAS鴨川ソーラーパワー合同会社。辿るとCEISIEC(サイズイク)。
 樹木約37万本伐採 ⇒ ソーラーパネル約47万枚。

 宇久島(長崎県佐世保市)メガソーラー(建設中)(ukujima-solar.com/)は480MW。国内最大。
 島の10分の1がソーラーパネル。(10分の1に見えないけど)。
 人口2000人足らず。過疎化対策。
 ただ、480MWだと16万世帯分の電力。
  ※ 概ねkW(キロワット)を3で割った値
    30MW(=3万kW)で1万世帯分
 海底ケーブルで佐世保本土へ送電する。佐世保と言っても五島列島の島なので結構離れている。
 言わばバッテリーアイランド。南西にある寺島も。

 1000MWで1GW(ギガワット)。海外の砂漠地帯にはギガソーラーもある。

  ソーラーパネルの多くが海外製。
 (友好関係には程遠い)チャイナ製が多いというのも反対の声を増幅させている。
 また、2030年代-2040年頃から大量の廃棄物になるとも言われている。

 政府は数値目標掲げて自然エネルギーの割合を増やそうとしてきたので、規制ではなく推進の側。
 ザル
 「裏金」
 再エネ賦課金
 森林環境税
 かつての公害に総量規制が抜けていたように、原子力もメガソーラーもインバウンド(訪日外国人)も際限なく増やして公害化(“紛争化”)。

 2050年カーボンニュートラル宣言。
 気候変動の話と絡んでいるので難しいが、
 田んぼや畑も次々とメガソーラーに変わりかねない。
 データセンターのために自然改変して「脱炭素」。

 電力需要増加に応えるためにはもっと効率上げる必要がある。

 2027年度からメガソーラー普及支援制度(FIT/FIP)廃止方針。
 ペロブスカイト太陽電池など次世代太陽電池の開発・導入を支援。
  2025年大阪・関西万博で、初の本格運用

 『2050年までに、電気を「買う」から「作る」が標準になり、全ての家庭が自給自足する』(環境省 地域脱炭素ロードマップ)
という未来もあるようなので、
 こちらが実現すると良いですね。 

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