11月に大分県佐賀関で大規模火災、12月に入って群馬県妙義山(ギザギザ山)、神奈川県日向山(ひなたやま)で山火事。
日向山は日向薬師(伊勢原市)や七沢温泉(厚木市)の近く。大山(おおやま)の東。
伊勢原側、日向山の西(奥)で消火活動。自衛隊も出動。強風も吹いたが、12月12日「鎮圧」。
無事消火できて良かった。
冬は乾燥して火災発生しやすい。
とはいえ自然に発火することは極めて稀。
火の用心。
見城ハイキングコース周回
日向山の北にある見城(みじょう)という山を周回したことがある。
こちらも山火事で入山規制になった。
見城(見城山)は七沢温泉の裏山・小ピーク。

ルート図 →
広沢寺前の駐車場(P)から一周。
- 広沢寺温泉 - 分岐 - 見城 - 七曲り峠
- 七沢温泉 - 分岐
- 七曲り峠 - 大釜弁財天 - 滑岩(弁天岩) - 大沢林道入口 - 広沢寺温泉 ・・・ 林道歩き
広沢寺は温泉がある寺。東丹沢七沢温泉郷の一。広沢寺温泉は玉翠楼(www.gyokusuiro.com/)一軒。
今は『日帰り入浴のみのご利用は承りかねます』とのこと
いのしし鍋と書いてあった。
林道に電気柵がある。
駐車場の傍に「川魚料理 ますや」。マス釣り場。
もう少し奥まで車で入れるが、駐車スペースはあまりない。
ゲートの先は不動尻[渓谷]。
広沢寺温泉~見城~七曲り峠
広沢寺前駐車場の横、愛宕(あたご)社から登山。
『草創は一五三二年、愛宕山大権現・道了大権現を廣澤寺鎮護神とし奉請……』。
その後、いろいろ神仏合祀。
愛宕の神様は防火鎮火の神。
見城ピークまでコースタイム約50分(40分-60分)。
ところどころ急。
七沢温泉からの登山道と合流。
合流点(分岐)から先、ヤセ気味の尾根道。
変化あるほうが疲れない。
▼ 見城ピークの手前から七沢の町展望

見城ピークに説明板があるが、室町時代、城があった。七沢城。現在、AOI七沢リハビリテーション病院(旧・七沢リハビリテーション病院脳血管センター)。
見城も七沢城の一部だったようで、言うなれば七沢山。
▼ 見城ピークの手前から厚木市街方面

奥に見えるタワーは厚木ICにある厚木アクスト。
見城山頂 標高375m。
古い地図だと360m、361mになっている。
見晴らしはピーク手前(少し下)のほうが良い。
▼ 見城山頂

常に物見の兵がいたという見城。
七沢城主・七沢(上杉)朝昌(ともまさ)は[扇谷]上杉定正と兄弟。
[扇谷]上杉氏と[山内]上杉氏の合戦場・実蒔原(さねまきはら)は七沢の南、厚木・伊勢原市境。その南東が(説明板にある)津古久物見峠。
※ 長享2年(1488年) 実蒔原の合戦
室町時代の神奈川は将軍家・公方の足利氏よりも関東管領の上杉氏のほうが存在感ある。
▼ 見城山頂から北側、鐘ヶ嶽

▼ 見城山頂から三峰山方面

休憩後、七曲り峠へ。
七曲り峠~大釜弁財天~広沢寺温泉
見城から七曲り峠まで約10分。
▼ 七曲り峠の山神

▼ 七曲り峠を直進すると約20分で日向山。

左は亀石。タートル・ロック。
右へまいります。大釜(おおがま)弁財天方面。
スギ林の中ジグザグ下ると林道。

ナイスの森でした。
以前、林道の上に厚木市営のキャンプ場(七沢弁天の森キャンプ場)があった。今は閉鎖。
▼ 林道沿いにある大釜弁財天

大山同様、雨乞祈願。
あとは林道を下る。
この周回コースは逆回りのほうが多く紹介されているが、見城よりも大釜弁財天への参拝がメインだったためと思われる。
元の参道(大釜弁財天道)も一部残っている。
川の対岸に一枚岩・滑岩(弁天岩)。

クライミングの練習場。クライマーが貼り付いている。
▼ 春のヤマブキ

歩いてきた林道(大沢林道)は入口にゲートがある。
閉め忘れないように。
大沢川と紹介されていることが多いが、地図を見ると二の足沢。
七沢川(玉川)のもう一方が(不動尻方面の)二の足林道で、そちらのほうが大沢、山の神沢になっている。
ほわい?
七沢温泉、
七沢温泉は東丹沢七沢温泉郷の一。宿数軒。
元湯玉川館、中屋旅館、福元館、旅館 福松、七扇、七沢荘
日帰り入浴可の宿もある。
ヌルヌル温泉。
七沢観音寺
ツリークロスアドベンチャー
七沢城跡
徳雲寺
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バス(神奈川中央交通)は厚木バスセンター(本厚木駅東口)から七沢行。県道(14-64)の七沢温泉入口、七沢病院入口、広沢寺温泉入口から歩く。
県道から七沢温泉、広沢寺温泉まで入るバスもあるが、本数が非常に少ないので注意。
七沢川(玉川)沿いにZUND-BAR(ラーメンAFURI)がある。
七沢温泉入口
東丹沢七沢観光案内所
黄金井酒造
2023年、青空と大地 七沢温泉 食の市OPEN
近くに神奈川県自然環境保全センターがある。


