「大絶滅展」 ビッグファイブ 続き

太古~平成

 前回の続き。

 生物大量絶滅ビッグファイブの後、新生代 古第三紀。

 現代は新生代 第四紀 完新世(旧・沖積世)。
  人類が地球に及ぼしている影響を鑑みて「人新世」なる区分が提案されていたが、国際地質科学連合 IUGSによる採用は2024年に否決された。
  大分・別府湾も基準地の候補になっていた。その名もベップワニアン。

 「大絶滅展」最後のコーナーは『新生代に起きた生物の多様化 ~ビッグファイブ後の世界~』。

 本年(2026年)は午年。
 ウマ(馬)の進化。シフルヒップス - メソヒップス - メリキップス - 現代のウマ。だんだん大型化。

 ▼ メソヒップス

大絶滅展 メソヒップス
レプリカ。右端はシフルヒップス

 古第三紀。『中~大型犬ほど』。

 マメ科植物の進化。

 草原拡大の歴史 --- 『南米に最初に現れ、その後、世界中に拡大』

 ▼ トウキョウホタテ

大絶滅展 トウキョウホタテ
実物

 化石種(絶滅種)

 ▼ 東京都狛江市の多摩川から発掘されたステラーダイカイギュウ

大絶滅展 ステラーダイカイギュウ
実物(一部レプリカ)

 ステラーダイカイギュウは、18世紀に絶滅。ジュゴンの仲間。

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大量絶滅の原因

 ▼ 最初に展示されていたグラフ

大絶滅展
顕生代を通じた海生生物の科数変化(セプコスキー、1981年)

 前後で生物がガラリと変わっている不連続な地層が、古生代/中生代の境界(P-T境界)、中生代/新生代の境界(K-Pg境界)。

 原生代/古生代の境界(エディアカラ紀-カンブリア紀)も大きな境界だが、まだ動物達は大量にはいなかった。
  ※ 古生代、中生代、新生代ひっくるめて顕生代

 新生代に大量絶滅は起きていない。
 先述の「人新世」の始まり(=完新世との境界)に採用予定だったのは1950年頃。核実験が盛んに行われていた時代。

 K-Pg境界の大量絶滅の主な原因は、直径約10kmの巨大隕石(小惑星)の衝突。メキシコ チチュルブ・クレーター。
 核爆弾を大きく上回る規模のエネルギー。

 ▼ アメリカ ワイオミング州のK-Pg境界層

大絶滅展 K-Pg境界層

 デンバー自然科学博物館はコロラド州。

 北米大陸西部はK-Pg境界の地層が世界で最もよく発達している地域。

 ただ、史上最大のP-T境界の大量絶滅など4回の大量絶滅の究極要因はいずれも火山活動。
 K-Pg境界の大量絶滅も火山活動(デカンLIP)が併記されている。

大絶滅展
「大絶滅スフィア」の一シーン

 まだインドは南半球。
 LIP:Large Igneous Province 巨大火成区(巨大火成岩岩石区)。

 これらの火山活動は我々人類が目撃したことのない規模の超巨大噴火。
  縄文時代、旧石器時代に巨大噴火が起きているが、さらに巨大。

 P-T境界の約2億5200万年前は、西シベリアで大火山活動(シベリアLIP)。
 この時代はパンゲアと呼ばれる超大陸が形成されていた。

 超大陸の形成・分裂が大量絶滅と関係しているのでは……
と昔(1990年代)読んだ本に書かれていた。

 生命と地球の歴史 / 丸山茂徳、磯﨑行雄 / 1998 / 岩波新書
  「プルームテクトニクス」提唱者

 究極要因は地球内部もしくは地球外部(宇宙)からの急激かつ巨大なエネルギー。
 超巨大噴火も隕石衝突も
 太陽光遮断-寒冷化をもたらす。
 その後、温室効果で温暖化。
 他にも酸性雨、海洋酸性化、
 海洋無酸素化などが大量絶滅の直接要因に挙げられている。

 直接要因のほうは瞬時に滅ぶわけではないが、過酷な日々が続く。ただ、1万年続いたとしても太古の1万年だと短く見えてしまう。

 壮大なスケール。
 分かっていないことも多い。

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