八丈島のシンボルは八丈富士(西山)。
当ページは三原山(東山)のほう。
八丈富士は、本家・富士山同様、川が流れていない。
三原山は川が流れていて、温泉が点在している。
樫立、中之郷、末吉が坂上(さかうえ)地域。
大里
大賀郷に属す。
八丈島歴史民俗資料館、八重根港の近く。
かつて長らく役所が置かれた所。
玉石垣
八丈島役所跡(陣屋跡)
ふるさと村
優婆夷(うばい)宝明神社(ubai-houmei.tokyo/)
八丈島総鎮守。
祭神は事代主神の妃・八十八重姫(やそやえひめ)とその子・古宝丸(こほうまる)。
為朝神社
源為朝伝説。
為朝「来島」以前、八丈島は女島で、青ヶ島は男島だったとか。
横間ヶ浦
波で丸くなった玉石の海岸。
坂上 樫立/中之郷/末吉
伊郷名
樫立に属す。
逢坂橋
展望スポット
大坂トンネル
泊まった宿で話題になったところ。幽霊話。
人捨穴
防衛道路
大坂トンネルの南から三原山方面へ続いている。
太平洋戦争でアメリカとの戦いに備えて造られた道路。
硫黄島の北方、父島・母島も空襲受けて、その北方が八丈島・青ヶ島。
戦場にならずに済んだが、八丈島にも戦争遺跡が随所にある。
三原山分岐の先に「鉄壁山」と呼ばれる司令部壕がある。
樫立(かしたて)
樫立向里温泉 ふれあいの湯
服部屋敷跡(8jo88tori.com/)
服部家は江戸時代、幕府御用船を管理していた。
八幡山
唐滝、三原山方面へ。
乙千代ヶ浜
湯浜
湯浜遺跡/倉輪遺跡
縄文時代前期から居住の痕跡。
中之郷
黄八丈めゆ工房(kihachijo.jp/) ・・・ 八丈島特産の絹織物。染織元
裏見ヶ滝
裏見ヶ滝温泉
ザ・BOONは長らく休業(2025年時点)
中之郷温泉 やすらぎの湯
中之郷漁港(藍ヶ江漁港)
1999年から東京電力の地熱発電が稼働。国内離島初。
2019年廃止。併設の八丈島地熱館は休業。
新たな地熱発電所建設予定。オリックスが参入。
近くに農産物直売所 えこ・あぐりまーと。
小岩戸ヶ鼻
八丈島最南端
末吉
名古の展望台
眼下に洞輪沢(ぼらわざわ)漁港。
末吉温泉 みはらしの湯
ナトリウム-塩化物強塩温泉。
ここに入った。
洞輪沢漁港

最果ての感。ウミネコが飛び交っていた。
洞輪沢温泉がある。
上の写真の水色の建物。今は白色。
洞輪沢漁港の奥の汐間海岸はサーフィン・スポット。
石積ヶ鼻/八丈島灯台
八丈島の海・山・暮らし館 ・・・ 旧末吉小学校
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八丈一周道路の末吉~三根は路線バスなし。
末吉の先の登龍(のぼりょう)峠は展望スポット。
登龍峠~三根は急坂。狭いくねくね道。運転要注意。
こん沢林道の奥のほうに甌穴(ポットホール)群がある。
※ 2025年10月、台風襲来で島内あちこち土砂崩れ、断水。復旧まで時間かかりそう
三原山
伊豆諸島で三原山というと一に伊豆大島の活火山・三原山を指すが、八丈島にも三原山がある。
八丈島の三原山の火山活動は縄文時代、約3700年前が最後とされている。
八丈富士とは異なる姿。
山腹は侵食が進んで谷形成。川が流れている。
三原山山頂へ続く登山ルートは、
・ 防衛道路から。西側。
・ 三原林道から。東側。
少し紛らわしい。
防衛道路は伊郷名・大坂トンネルの南から入って、NTT無線中継所まで車が通れる道。
手前ないし防衛道路分岐に駐車。
山頂まで1時間程山歩き。
私は三原林道から。
※ 9月から令和8年1月まで林道改良工事のため通行止め。その後、10月、台風襲来。八丈町HPなどで最新の情報要確認
樫立から入ったが、右往左往した。
畑から強烈な刺激臭が……。
唐滝川の川上に硫黄沼・唐滝。
三原林道入口付近に駐車できるとのこと。
訪れた時、硫黄沼・唐滝は地図・冊子等に載っていなかったが、今は観光スポットのよう。
樫立の[伊勢崎]富次朗商店前から
三原林道入口 … 硫黄沼 … 三原林道 … 大池・小池 … 三原山
と歩いて往復することも可能。
林道は対向車が来ませんようにと願いながら上った。
どこまで上れるか分からなかったが、分岐に出た。
※ 三根方面から上ってくる道との分岐
分岐から三原山方面は一般車両進入禁止になっていたので、車を置いて歩いた。
分岐の下に大池・小池の路。
▼ 分岐の上にヘアピンカーブ。露頭

30分ほど歩くと車道終点。電波塔のあるところが(ほぼ)三原山山頂。
ちょこっと登山。
三原山登頂。標高701m。
▼ 三原山から八丈富士、八丈小島

電波塔は東京都防災無線、放送局の中継局。
三原山山頂の南が火口跡。

林道分岐に駐車して三原山往復
地図を見ると防衛道路や三原山北東の西白雲山が火口縁・カルデラ縁のように見える。
西白雲山カルデラ形成後、その中に三原カルデラ形成(11000年前-1万年前)。
三原山山頂は、三原カルデラの北の火口縁。
東台子山は三原カルデラの南の火口縁。および(おそらく)西白雲山カルデラの火口縁。
▼ 三原山から三原カルデラ

ビジターセンターで入手したパンフによると
右手前の盛り上がったところが中央火口丘(火砕丘)。その右が唐滝川の谷。
尾根状地形を挟んで左の盛り上がったところも中央火口丘。その奥の「V」が三原橋(三原林道)で三原川の谷。
(写真はないが)さらに左の大池・小池がある窪地も別の火口とみられ、
三原カルデラは3つの火口に分けられるとのこと。
・ 国土地理院 火山土地条件図「八丈島」(www.gsi.go.jp/bousaichiri/volcano-maps-information-hachijo.html) 解説書
・ 産業技術総合研究所 地質調査総合センター … 日本の活火山 - 八丈島火山地質図(gbank.gsj.jp/volcano/Act_Vol/hachijojima/)
など参照。
火口縁をぶらぶら歩いていたことになる。
八丈富士とは違った面白さがある。
夕陽に照らされた大海原が美しかった。
▼ 三原山から八丈小島



