五輪開会式(7月23日)まであと3日。
昨日(19日)は休日ではなかった。22日-25日が休日。
昨年の7月は全然晴れなかったが、今年は晴れている。早くもミンミンゼミ登場。
今年は暑そうだ。
暑い最中の五輪。
ウイルス禍中の五輪。
首都圏の感染者数はカウントアップ。
残念
やっぱり残念な五輪になってしまった。
中止を望む声が多数のようだが、個人的にはせっかくなので開催してほしいと思っていた。
ただ、無観客ならば中止のほうが良かった。
何が何でも観客入れて、という意味ではなく、観客入れてできるかどうかで開催か中止か決めてほしかった。
現状パンデミック最中で、東京は緊急事態宣言下。みな不可避だったなら中止でもしかたない。でも緊急事態にならないようもっと上手くできただろーと思うので、無観客開催は残念。
昨年、野球や相撲などいくつか無観客試合を見たが、伝わる雰囲気は消化試合未満。
選手の立場からすると中止よりマシなのかもしれないが、いろいろもったいない。
無観客ならば正直言って東京開催の意味はあまりない。
無観客開催が中止より良い選択とは思えない。
国際オリンピック委員会 IOCの決定 > 東京の決定
であることは、マラソンが北海道・札幌開催に決まったことからも窺い知れるが、中止を避けるためには、
- 延期するか
- 充分な対策をとる
他なかった。
昨年、1年延期に決まった時点で、
- 1年後の流行終息(収束)は無理だろう
- ワクチンはまだ完成しない
と厳しい見方が多かった。
てっきり(当時の)五輪組織委員会会長(元首相)があと2年はしんどいから1年にしたのだろうと邪推していたが、その後、会長は舌禍で辞めさせられてしまった。
2年延期ならば状況が良くなる可能性もあるが、五輪絡みのニュースは明るいニュースよりも変なニュースのほうが多いから、もう1年変なニュースがズルズルドロドロ続くのであれば、サッサと終わってくれたほうが余程良いと思うようになった。
思い起こせば、
- 開催招致 --- 賄賂疑惑、日本オリンピック委員会 JOC会長退任
- 開催時期 --- 真夏の猛暑。こんな暑い時に……
- 五輪エンブレム --- 盗作疑惑、撤回
- 新国立競技場 --- 決定していたザハ・ハディド案を撤回。その後まもなくザハ氏は亡くなられた
- もめにもめた築地市場の豊洲移転も五輪と関係
- お台場トライアスロン水質問題
- マラソン、競歩 --- 猛暑のため札幌へ
- 五輪組織委員会会長 --- 舌禍で交代
- 開会式の演出チーム --- 相次ぐ交代
- 続々辞退の聖火リレー
- JOC経理部長 亡くなる
開催直前になっても
- 開会式楽曲担当 --- いじめ問題で辞任、楽曲ボツ
粗探ししているわけではなく、こんなニュースばかり。
話を元に戻そう。
中止、無観客開催を避けるためには、
- 充分な対策をとる
他なかった。
そのためには、
- 冬に入る前に極力感染者数を抑えておく
- ワクチンを効率良く接種する
ことが重要ポイントだった。
冬に入る前に抑えておかないと春迎えた時、延期を決定した1年前よりも悪化している可能性が高くなる。実際そうなった。
昨秋まで最悪のタイミングでGo Toキャンペーンを展開し、
抑え込もうという意志もなく、
緊急事態宣言を形骸化させて、
今になって厳しく締め付けようとしている。
ワクチン接種も、流行していない地域で接種進めてワクチン足りません、ってそりゃそうだ。我が国はまだワクチン開発国ではないのだから。
流行している地域から、高齢者に限らず幅広い世代対象に接種してほしかった。
今回のウイルスは接種時期が何ヶ月も大きくズレると集団免疫達成が難しくなる。
残念残念
3人寄れば文殊の智慧というけれど
1000万人集まって生み出されたのは偽バブル。
1000万人集まると賢い人は表に出て来なくなるようだ。
IOCに怒りをぶつけたところで何も変わらない。バッハッハッで終わり。
「KY」っぽいが、観客入れて開催したいと言うのは「KY」発言ではない。
現に国内のスポーツは観客入れて行われている。それ見たら普通に思うこと。
1年延期して奇跡的にワクチンが開発された。
海外からの観客は「おもてなし」ではなく既に「おことわり」。
それでも無観客という決定になった。
そして、その決定を正当化している(責任を感じていない)。
専門家の意見を軽視し続けて、最後になって専門家の意見に従って無観客にした。
一体全体どうしたかったのか。
2週間のイベントのために多くを浪費した。
五輪と復興はもはや関係ない。