茨城県つくば市万博記念公園駅から万博記念公園へ。
谷田川を渡って、万博記念公園まであと1km地点。
アレは---

---大きなシラサギ(白鷺)=ダイサギ。
まだまだ暑い9月。周辺の田んぼに水がない。

みちを歩くダイサギ。

なんかいいですね。
無警戒。
無敵感。

何か見つけたっぽい。

嘴(くちばし)は黄色。
あっ、頭の上にシオカラトンボが……。

▼ アップ

バリッ。
トンボは食べられてしまった。

コサギ、チュウサギ、ダイサギ
クロサギ、アオサギ、ムラサキサギという種はあるが、
シラサギという種はない。コサギ、チュウサギ、ダイサギなどの総称。
一応、カラシラサギ(日本では稀な旅鳥)という種がある。
アマサギもシラサギの仲間。
あと白いクロサギなんてのもいる。
日頃見かけるシラサギはだいたいコサギ。
コサギ
全長約60cm。
足指が黄色い。
嘴は年中黒い。
▼ 神奈川県俣野・境川にて

▼ もう1枚コサギ。新横浜・鳥山川にて

4月。後頭部から冠羽が出ている個体。
コサギと違う感じのシラサギを目にした時、
例えばいつもより大きく見える時、そのシラサギはダイサギかもしれない。
例えば嘴が短めで黄色く見える時、チュウサギかもしれない。
ダイサギ
全長約90cm。
嘴は繁殖期(春)黒い。のち黄色。
繁殖期目の先(前)が青緑色。
足の長さや首の長さが違う。
ただ、本当にダイサギなのか確信持てない時もある。
チュウサギは希少種(準絶滅危惧種)。
野鳥に詳しい人が同行していると、「アレはチュウサギ」と“見つかる”ことがある。
かつてはコサギよりも個体数が多かったとのこと。
南方からの渡り鳥で、冬は九州の一部でしか見られない。
チュウサギは図鑑(山と溪谷社など)によると概ね全長68cmなので、コサギとダイサギの中間ではなくコサギに近い。
嘴はダイサギ同様、繁殖期黒い。のち黄色。
コサギとダイサギに比べると嘴の長さが短い。
目から嘴の根元を1として、ひーふーみーで嘴の先端。
近くで見ないと分からないが、目の下の口角と呼ばれる切れ込みが目の後ろまでのびていればダイサギ。チュウサギは目の後ろまで越えない(とされる)。
▼ 上のダイサギの写真のアップ

冬に北方から渡来するダイサギは、ひとまわり大きいという。亜種ダイサギ(オオダイサギ、ダイダイサギ)。
通常のダイサギはチュウダイサギという亜種。
ひときわ大きいダイサギを見かけた時の参考。