クマゼミ
数年前からクマゼミの鳴き声が耳につくようになった。
シェーシェーシェーシェーやかましい大型のセミ。
西日本には普通にいるが、神奈川で耳にすることはあまりなかった。
南方性のセミ、とあるので気温が高くなって生息圏を拡げたように思われがちだが、よく整備された公園などで鳴き声を耳にするので、人為的に運ばれてきたのでは……と気になってちょっと調べてみたら、やはり植栽などに伴う人為的移入の可能性があるよう。
※ 環境省や東京都のHPなど
セミ自体は成虫が短命であまり遠くに移動しないので、まあそういうことなのだろう。
ちなみに国内外来種とは、国内(日本)の種だが他の地域から新たに入って来た種のこと。国内であろうとなかろうと外来種が増えて在来種が減ってしまうと問題視される。
目下(8月半ば)、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、クマゼミが鳴いているが、末永く共存できるだろうか---。
マダニ SFTS
マダニ媒介ウイルス感染症 重症熱性血小板減少症候群 SFTS Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome。
SFTSウイルスによる感染症。
マダニが媒介する感染症は他にもあるが、SFTSは気になっている存在。
国内初確認は2013年山口県、愛媛県。
九州でも確認されて、2013年、2014年は呼ばれるのも致死率が高かった。3割程。確かに「殺人ダニ」。
国立健康危機管理研究機構 JIHS … マダニ対策、今できること(id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/tick-borne-diseases/tick-prevention/)
※ 2025年4月、国立感染症研究所 NIID、国立国際医療研究センター NCGM統合
その後、(統計データ上)致死率は下がって、約1割。
発症は60代以上の高齢者に多いという状況。
だんだん東日本にも拡がってきて、先月(2025年7月)神奈川でも確認。
2021年に千葉県で確認されている。
今年(2025年)は現時点(8月)で既に感染者数最多の年になっているとの報告。
2023年の134人が過去最多。
マダニの仲間のうち少なくともフタトゲチマダニとキチマダニが媒介とのこと。
マダニ自体は昔から国内に生息。山林、畑などに生息。
まじまじ観察することは多くないと思うので、ひとまずダニ全般注意対象。
4月-10月に多く発症とのこと。
刺されて、しばらくしてから原因不明の発熱など。
『腕・足・首など、肌の露出を少なくしましょう』とあるが、なかなか難しそう。
とりあえず野外活動の後は風呂に入る。
ネコなどの動物も感染している。
ネコからヒトへの感染例があるので注意が必要。