Googleアドセンスが使えるようになって最初にやることは、広告を貼ることだと思うが、節操なくペタペタ貼ってしまうとポリシー違反になりかねないので、一番最初にやるべきことは、もう一度ポリシーを読み直すことだと思う。
常識的な範囲であれば引っ掛からない、と思っていたが、引っ掛かりかねない微妙な点があった。
以下、引っ掛かりそうな箇所を(自分目線で)並べ替えて列記しておいた。
ポリシーの原文及び詳細は、
AdSenseプログラムポリシー(support.google.com/adsense/answer/48182)
にて各自『慎重にご確認ください』。
不正なクリック/トラフィックソース
自分でクリック ×
・ 無効なクリックとインプレッション
『サイト運営者様がご自身のサイトに表示される広告をクリックする行為は、どのような理由があっても認められません』
いの一番に強調して書かれているぐらいだから厳禁。これから自分のサイトを見るのに緊張してしまう。特にスマートフォン。
この点は申し込む前に知ることができたので良かったが……。
なんだってー。広告を表示するだけでも支払いが生じるのか。それをインプレッションっていうのか。下手すりゃずっと知らないままだった。広告の世界に疎い私。
広告を無闇に表示してもいけないことは審査が通って数日経ってから初めて知った。
みんなどうしてんだろう ---。
--- Google ChromeにGoogle Publisher Toolbarを入れておけば良い。
ということで、インストールして広告オーバーレイをONにした。
※ 『このコードをコピーし、アプリケーションに切り替えて貼り付けてください。』のメッセージが出て先へ進めなくなったが、いったんGoogle Chromeを終了させて再起動したらアイコンが青色に変わった。
ただ、Google Publisher ToolbarはPC用なので、モバイル用も探した。PCよりもスマートフォンのほうが危険。
結果、iPhoneのSafari用にAdFilterというアプリが紹介されていたのでインストールした。みんながみんなブロックしたら困ってしまうけど念のため自分のサイトだけブロックしておいた。
他人のクリック
・ クリックや表示を促す(リワード広告枠以外) ×
最初からインプレッションじゃなく表示って書いておいてくださいな、と突っ込みを入れたくなるが、それはともかく、知人・友人に自分のブログを教えて、その知人・友人が「良かれ」と思って広告を繰り返しクリックした場合も駄目、というのは意外。制御困難で引っ掛かる恐れがある。
ブログって密かにやるものなのか……逆だと思っていた。
クリックの誘導やクリックを依頼して見返りに報酬を与える行為はもっと駄目。
「アドセンス狩り」なんてのもあるのか……。クリックや表示を促す促さない、といった次元ではなく、嫌がらせを受けてポリシー違反?。
悪意ある人が意図的に広告を繰り返し繰り返しクリックする行為。
今はGoogleが把握できているから対策不要という声がある一方、引っ掛かったという声も依然ある。特に始めてから日の浅いブログの場合、対策したほうが良いらしい。
異常を検知したら(クリック率が異常に高かったら)
Adsenseヘルプ(support.google.com/adsense/) - ヘルプセンター
から連絡したほうが良いらしい。
WordPressのプラグインで
AdSense Invalid Click Protector AICP アドセンス不正クリック・プロテクター
が紹介されていたので、インストール・有効化しておいた。
ちなみに「アドセンス狩り」のもう1つは、
広告コードを勝手にコピーされて禁止コンテンツに貼られる行為。
こちらはGoogleアドセンスのサイトのページで、自分のサイトが準備完了になっていればOK。
今はデフォルトでこの設定になっていて、自分のサイト以外で広告コードを貼られても無効になる、とのこと。
コンテンツポリシー
追)2019年9月のポリシー変更でポリシー[違反事項]と制限事項に分かれたので、前者を赤、後者を黄 とした。
・ 不適切な表示に関連するコンテンツ
フェイク 虚偽 ×
・ 危険または中傷的なコンテンツ
ヘイト 憎悪 ×
『不幸な出来事が実際には起きていないと示唆したり、報道の映像に登場する犠牲者やその家族は実は俳優であるとほのめかしたりするコンテンツ、または出来事の隠蔽に加担するコンテンツ』
という箇所が分かりにくいが、虚言かな。
あったのになかった。アポロ11号は月面着陸していなかった……とか?。不幸な出来事ではないからちょっと違うか。
○○事件はなかった……。根拠のない陰謀論の類かな。
・ 報酬プログラムを提供するページ
クリックや表示を促す行為ともかぶる。
---下の表はポリシー変更(2019年9月)前---
細かな点は要確認。
・ 不正行為を助長する商品やサービス
ハッキング、クラッキングに関連するコンテンツ
授業や講義の課題や提出物の販売、配布
・ 絶滅危惧種から作られた製品を宣伝、販売、広告するコンテンツ
・ アルコールの販売や乱用に関するコンテンツ
---下の表はポリシー変更(2019年9月)前---
・ ヘルスケアに関連するコンテンツ
---ポリシー変更(2019年9月)前---
薬・サプリメントの販売ページは許可されない(市販薬の販売ページは許可される)。
薬・サプリメントに関する情報ページは許可される。
・ タバコに関するコンテンツ
---ポリシー変更(2019年9月)前---
販売ページは許可されない。
情報ページは許可される。
書く際は要確認。
・ オンラインギャンブルに関するコンテンツ
書く際は要確認。
・ 危険ドラッグおよび薬物に関連するコンテンツ
・ アダルトコンテンツ
・ 衝撃的なコンテンツ
・ 武器および兵器に関連するコンテンツ
花火が引っ掛かるという情報も。
書く際は要確認。
不正なコンテンツ
= 『ユーザーを誤解させることを意図したもの』
ユーザーをあの手この手で広告へ誘導する“小細工”の数々。こちらのページ(support.google.com/webtools/answer/7347327)参照。
『サイト上のiframeや動画プレーヤーに読み込まれるコンテンツも、サイトの一部と見なされます。』
表示された広告内容がコンテンツポリシー違反の場合、引っ掛かる。
表示されたコメントがコンテンツポリシー違反の場合も引っ掛かるらしい。
たとえ自分の意見でなくても。
チェックしてから承認する。
著作権で保護されているコンテンツ
文章や写真・イラストの盗用 ×。
この点はブログに限らず厳守。
YouTubeなどの動画の貼り付けも注意が必要。
広告の配置等
・ 広告の仕様
広告コードをいじらなければ問題ない。
・ 広告の配置
以下のページにまとめた。
・ 認定された広告枠(ads.txt)
誤った情報を載せない。
その他
偽造品(の販売・宣伝) ×
サイト/プライバシー
以下は既に審査を受けていると思うので、大丈夫であろう。
ただ、何か問題が生じた時、そのまま放置し続けるのはよくない。
・ サイトの仕様/技術要件
・ Google広告のCookie/ユーザーの特定とユーザーによる同意/プライバシー
・ 児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)
AdSenseオンライン利用規約
収益に関する統計を承諾なく公開すると利用規約の秘密保持違反になる。
最後に
『ポリシーは必要に応じて変更される可能性があるため、……更新情報を定期的にご確認ください。』
とのこと。
全般的に詐欺などの不正な行為はもちろん他人に対しても不正行為を助長したり、「中毒」など不健康・不健全へ導くような内容がポリシー違反になる、と理解した。
当サイトは関係ないが、販売ページのあるECサイトはいろいろ要確認。
ポリシー違反でアカウントが無効になると永久に使えなくなる。
どのような理由があっても、ということは、「知りませんでした」が通用しない、ということなので、
結論)AdSenseプログラムポリシーは、早い段階で読み直しておくべきである。