正式表明は明日(5月4日)だが、今月末まで緊急事態が続くようだ。
暖かくなってコロナウイルスも(少しは)弱くなって
海外との往来もほぼ止まって
日本全国でより一層の外出自粛が行われて……
それでも緊急事態解除にならないから困る。
市中感染が拡がって(医療崩壊などで)爆発的な感染拡大を防ぐための緊急事態宣言だったわけだから、その懸念が払拭されれば解除、というのが全うな判断だと思うが、
医療機関がパンク寸前と言われ続けて、民間のホテルなどで軽症者を受け入れて、それでもいまだに自宅療養を強いられている感染者もいて亡くなる人もいて、山も海も駄目、……という状況だから緊急事態継続は仕方がない。
ただ過剰に思える対応もある。
NewsDigest 新型コロナウイルス 日本国内の最新感染状況マップ(newsdigest.jp/pages/coronavirus/) ・・・ リンク切れ
5月3日時点で感染者15000人超(うち4300人超が回復)、死者500人超。
1ヶ月でかなり増えた。
※ 『ウイルス禍その6 新型コロナ(4月3日)』
東京 ・・・ 4500人超
大阪 ・・・ 1600人超
神奈川 ・・・ 1000人超 ガーン
埼玉、千葉、北海道 ・・・ 800人超
※ ダイヤモンド・プリンセス 712人
岩手のみ感染者0継続中。
富山が結構増えてしまった。
もともと日本全国一律はやりすぎだったから、流行していない県は緊急事態解除でよいと思うが、基本的にはみな継続のようだ。
東京が他の地域よりも感染者数が突出しているので、一番最後の解除になるはずだが、なぜかみな東京に合わせられて道連れ。
感染者の自宅療養が中途半端な対応で問題があるし、
そもそも3月20-22日の3連休で感染者が増えました ⇒ 人と人との接触機会を8割減らしましょう、というのが変。
『3つの密』などもはや関係なく、躍起になって人出を減らすことが目標になってしまったから、元に戻すのも難しくなった。
やはり3月上旬以降に欧米から入り込んだウイルスが拡がっていったようだから、読み違えていなければ、約2週間おおよそ4月中旬までが瀬戸際で(実際4月が一番厳しい月になった)、5月に入った今は感染者数が爆発的に増えずに済んだことをプラスに評価して、区域もしくは業種で分けるなどして段階的に解除していくこともできたのではなかろうか。
しばらくの間、新規感染者数0にはならないから、何かしら基準を設けて判断しないといけないが、下手するといつまで経ってもクリアできない基準を設定しかねない。
抗体検査の実施も迅速にはできないだろう。
結局は、科学的根拠よりも、経済がまわらなくなるから解除しろ、という声に押されて6月から元に戻っていくと思うが……。
東京ないし一部の区域だけでもクルーズ船に見立てて封鎖しておけば、効果が大きかったはず。
法令上できないと言うが、風雨で交通は麻痺するわけだし、その際私権が制限されるわけではない。
越境移動を制限できるようにしないと止まるものも止まらなくなる。
東京が風邪をひいたら、たちまち日本全国風邪をひくというのは脆弱すぎる。
幸い日本は爆発的に増えていないから治っている人の割合も多いが、それでも医療機関は逼迫した状態が続いている。
下のサイトに現在患者数と対策病床数などがまとめられている。
COVID-19 Japan 新型コロナウイルス対策ダッシュボード(www.stopcovid19.jp/)
北海道、埼玉、東京がパンク寸前。
新型コロナは罹ると結構長引くようだし、(本当の“コロナ疲れ”で)亡くなる人もじわりじわり増え続けている。
新規感染者数が減って峠を越えたと思っても医療関係者は全然そう思っていなかったり、一般人の感覚とずれが生じてくるから、早めに解除の判断基準を分かりやすく公表しておいたほうがよいと思うが……。
緊急事態最中のドサクサ紛れに9月入学論を唱える人もちらほらいるけど
足りていない医療態勢・検査態勢を支援したり、
緊急事態なのに必要な対応がとれていないことを問題視するほうが優先だろう。
今後のためにも。
法令のおかげで危機を回避できました --- 法治
法令のせいで災禍が拡大しました --- 痴呆
憲法改正は人命を軽んじず災禍に対応できる政権の下で行われてほしい。